健康・美容

掲載日:2018年9月27日

大切なのは“栄養バランス”

昔から、小さな子どもには「カルシウム」、貧血の人には「鉄分」を多く含む食事を摂りましょうと言われます。それは、カルシウムや鉄分が、身体を健康に保ち成長させるためにも大きな役割を果たす非常に重要な栄養素であるからです。

生きていくには、様々な栄養素を食事などから摂取する必要があります。その中心となる栄養素がタンパク質・脂質・糖質です。しかし、この3つの栄養素だけに気をつけておけば良いというわけではありません。

カラダを作る栄養素には、冒頭でも出てきた鉄分やカルシウムなどのミネラルと呼ばれる栄養素も必要となります。タンパク質などと比べて、体内で使われる量はごくわずかですが、健康を保つためにも大切な栄養素です。

 

栄養素は多すぎても、少なすぎてもダメ×


 

カラダに必要な栄養素は、現在16種類あると言われています。しかし、必要な栄養素であっても摂り過ぎたり、反対に少なすぎたりすることで不調を来すこともあります。

代表的な栄養素で、カラダにもたらす影響をご紹介いたします。

 

【ナトリウム(Na)】

ナトリウムは体内の水分量を適切な状態に調節し、筋肉や神経を正常に動かすために働いています。

■過剰摂取による影響・・・高血圧や心血管障害、また胃がんのリスクが高まってしまいます。

■過小摂取による影響・・・意識障害や低ナトリウム血症による眠気など

 

【カリウム(K)】

カリウムは血圧の調整などを行い、常に体内を良い状態に保つために働いています。

■過剰摂取による影響・・・高カリウム血症(神経筋症状で、筋力低下などが現れます。)

■過小摂取による影響・・・低カリウム血症(筋力低下などで、多くの症状が現れます。)

※腎機能に障害がある方は、カリウムの摂取に注意が必要です。

 

【カルシウム(Ca)】

カルシウムは骨や歯などを作ってくれる栄養素です。

■過剰摂取による影響・・・泌尿器系の結石や高血圧、胃腸障害など

■過小摂取による影響・・・骨粗しょう症

※妊婦の方は、過剰摂取すると胎児に影響が出てしまうので注意が必要です。

 

【マグネシウム(Mg)】

マグネシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。

■過剰摂取による影響・・・高マグネシウム血症(下痢・全身の倦怠感・起立性低血圧などを引き起こす)

■過小摂取による影響・・・低マグネシウム血症(吐き気・眠気・筋肉痙攣などを引き起こす)、過小摂取が長期的に続くと、さまざまな生活習慣病のリスクが高まります。

 

【鉄(Fe)】

鉄は、主に赤血球を作るのに必要な栄養素です。

■過剰摂取による影響・・・胃腸症状や便秘など

■過小摂取による影響・・・貧血

 

ポイントは難しく考えすぎないこと!


 

それぞれの栄養素の摂取量をすべて把握することは、不可能に近いといえます。難しく考えすぎず、野菜・肉・魚といった食材をバランス良く摂ることで、自然と整っていきます。

 

「バランスのとれた食事が難しい・・・。」と思う方は、給食を思い出してみてください。給食は、必要な栄養素がバランス良く取れるメニューで組まれています。まずは、給食メニューを参考にした食事から始めることもお勧めです!

 

そして、定期的に血液検査を受け、足りない栄養素や過剰になっている栄養素があれば食事の見直しを行い改善していくという習慣付けが大切です。

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