健康・美容

掲載日:2017年12月13日

【目的別】健康入浴法

寒さが厳しくなるにつれ、身体が冷えてしまったり、筋肉が硬直して動かしづらいといった悩みも出てきます。日本人は昔から厳しい冬を“入浴”で乗り越えてきました。

温かいお湯に浸かると、リラックスして疲れがにじみ出るような何とも言えない感覚になります。これは、入浴により温熱・水圧・浮力という3つの作用が働くからです。

この3つの作用を上手に利用することで、より効果的な入浴ができます。

 

入浴で得られる3つの作用


 

 

1、温熱作用

温かいお湯に浸かり、身体を温めることで心身ともにリラックスできます。温度によっても得られる温熱作用に違いがあるので、体調に合わせてお風呂の温度も変えてみてください。

■やる気が出ない(活動的になりたい)■

高温浴(42~44℃)で交感神経の緊張を促すことができます。

 

■落ち着いた気分になりたい(緊張をほぐしたい)■

微温浴(35~38℃)により副交感神経が働くので、精神的に安らげます。

 

2、水圧作用

腹部に圧力を受けると横隔膜が押し上げられ、肺の容量が少なくなり体内の空気量が減少します。これを補うために呼吸数が増え、静脈の血液・リンパ液が一斉に心臓に戻されてくるため、心臓の働きが活発になると共に全身の血行が良くなります。

 

3、浮力作用

お湯に入ると、体は浮力を受けて軽くなります。水中は空気中に比べて、約1/9の重さになると言われています。入浴中は体を支えるために緊張していた筋肉もほぐれます。体が軽くなるので、感じていただるさが軽減され、心身共にリラックスできます。

 

目的に合わせた入浴法の紹介


 

・ストレスを解消したい

・・・40℃以下のお湯にゆっくり、長く浸かることで副交感神経が優位に立ち、心身を鎮静させられます。

 

・安眠したい

・・・38~40℃のぬるめのお湯に浸かると、身体の緊張がほぐれ神経が鎮静化し、本来の疲れが出てきます。

 

・足のむくみ、足の疲れを取りたい

・・・40℃前後のややぬるめのお湯をたっぷりと入れ、深く、長く入ることで高い水圧をかける。※おなかにも圧力がかかるので、妊娠中は控えてください。

 

・筋肉の疲れを取りたい

・・・42~43℃の熱めのお湯に入ることで、血行を良くして疲労物質を早く取り除く効果があります。強めのシャワーをほぐしたい部分に当てるのも効果があります。

 

・肌を整えたい

・・・一番風呂を避け、40℃前後のややぬるめのお湯がお勧めです。熱いお湯は保湿成分が皮膚から溶け出してしまい、乾燥させてしまいます。体がふやけるような長時間の入浴も避けるようにしましょう。

 

日本人は昔からお風呂が好きですが、目的に合わせた入浴法を取り入れることで効果を実感でき、さらに好きになれるのではないでしょうか?

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