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掲載日:2018年4月25日
近頃、ご高齢の方以外にも物忘れにお悩みの方が増えているそうです。
様々な原因によって脳の処理能力が低下し、作業記憶(ワーキングメモリ)の低下により、物忘れの増加へ繋がっていると言われています。
そこで、物忘れを招く作業記憶低下の原因と、その対策やケア方法についてお話ししようと思います!
作業記憶は、一時的に保管される記憶で、日常会話や本を読む時など、物事を同時に処理する時に用いられます。
その機能低下は、加齢や脳の疲労によるものが多かったのですが、それ以外にも次のような理由があると言われています。
①栄養不足
食事が偏ってしまったり、偏食生活が続くと、脳に大切とされる葉酸やビタミンB12やB1が不足してしまいます。
②うつ状態
強いストレスなどでうつ状態になると、脳全体の血流が減り、機能も低下するそうです。そのため、判断力や注意力が鈍くなってしまいます。
③甲状腺の機能低下
特に、女性に多いとされるのですが、甲状腺ホルモンがうまく分泌されなくなると体の冷えや睡眠不足を招いたり、脳の機能や意欲の低下にも繋がります。
これらによって作業記憶が低下すると、物事を同時に処理しにくくなり、更に疲労やストレス状態が強くなってしまうそうです。
認知症ではないのに物忘れが気になる方は、原因ごとの対策や日々のケアを取り入れることで、改善することができます!
まずは、原因別の対策方法をご紹介します。
【対策① 栄養不足の場合】
特に10-20代の女性に多いそうなのですが、過度なダイエットや偏食を行っている場合は、栄養不足が原因かもしれません。
脳にとって重要なビタミンB1・B12や葉酸は、緑黄色野菜や豆類、レバーなどに多く含まれています。
また、青魚に含まれるEPAやDHAも大切な栄養素なので、これらをバランスよく食べるよう気をつけてみましょう。
【対策② うつ状態になっている場合】
不安や悩みを抱えていたり、睡眠不足が続いている場合は、ストレスが原因かもしれません。
また、マイナス思考になりがちだったり、やる気が起きない場合は、うつ状態も考えられます。
これらを改善するために重要なのは、質の良い睡眠やバランスの良い食事を心がけ、悩みを一人で抱えすぎないことが大切です。
【対策③ 甲状腺の機能が低下している場合】
最近太りやすくなったり体がむくむようになったという方は、甲状腺の機能が低下してしまっているのかもしれません。
特に40代以降の女性に多く、血液検査などで判別ができるそうなので、病院に行ってしっかりと治療を受け、改善を目指しましょう。
次に、日々のケア方法をご紹介しますので、もの忘れの予防などに取り入れてみてくださいね。
①コミュニケーションを意識してみましょう!
脳のワーキングメモリをフルに働かせるのが、人とのコミュニケーションだと言われています。
直接会って話すことで、表情や間のとり方などを同時に考えるからだそうです。
②料理をしてみましょう!
料理も、調理器具を使ったり調理手順を考えたりと、沢山の処理をこなす必要があります。
いつもと違うレシピに挑戦してみることで、ワーキングメモリを鍛えられます。
③脳トレウォーキングをしてみましょう!
ウォーキングや軽いジョギングなどの運動を取り入れると、全身の血流が良くなります。
その時に、「1に7を足していく」など頭を使いながら行うことで、ワーキングメモリを鍛えられるそうです。
ワーキングメモリを鍛えることで、ふとした時の物忘れを防ぐことができます!
心当たりがあった方は原因別の対策を、心当たりのなかった方は日々のケア法を参考に、改善や予防を目指してみてくださいね!(^^)
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