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掲載日:2016年11月15日
急激な温度変化、ストレス、アルコールの過剰摂取により血圧は上昇しやすくなります。
通常なら上昇した後もすぐに平常数値になりますが、日頃から高血圧な人は放置してしまうと動脈硬化を促進してしまい、心筋梗塞や腎臓病、脳梗塞などの重大な病気を引き起こしてしまう原因となります。
加齢とともに血圧は高くなる傾向がありますが、日本人の若い世代(30~40代)の約半数が高血圧の状態だというデータも出ているので、若い方も自身の血圧を知っておく事が大切です。
こんな生活していませんか??
日頃、気が付かない間に血圧は上がってしまいます。特に、生活習慣の乱れは血圧を上げる大きな一因と言われているため、早めに血圧ケアをすることで将来の高血圧のリスクを下げることができます。
高血圧を予防するには、「バランスの良い食事と塩分の取り過ぎに気を付ける」、「1日30分以上の軽い運動をする(階段を使ったり、一駅歩く)」、「自分に合ったストレス解消法を身につける(睡眠、友人や家族とのコミュニケーション)」など、日々の暮らしに一工夫加えるだけで大きく違います。
血圧値は、上の血圧と呼ばれる膨張期血圧と、下の血圧と呼ばれる拡張期血圧の2つの数値で示されます。膨張期血圧は、心臓が血液を送り出すために収縮した時の大動脈の内圧です。一方の拡張期血圧は、心臓が拡張し、酸素を運んで戻ってきた血液を心臓へ溜め込む時の動脈の内圧です。
日本高血圧学会では、膨張期血圧(上の血圧)が140mmHg以上、拡張期血圧(下の血圧)が90mmHg以上が高血圧だと定義しています。
左図は、血圧値の目安です。しかし、一人ひとりの年齢や合併症により、降圧目標値は異なります。
たとえば、糖尿病などの合併症を持っていたり、心筋梗塞後の患者さんの場合などは125/75mmHg未満が高血圧ガイドラインで設定されています。これらの合併症を持っている場合は、持っていない場合よりも脳や心臓の病気を発症する可能性が高いため、血圧を低く下げて病気を予防することが目的です。
ただし、血圧が高めの場合も高血圧だと自己判断せず、医師の診察を受けるようにしましょう。
普段から血圧値を気にされている方は多くはありませんが、血圧が上昇するほど脳や心臓病などが起こりやすいことも分かっています。健康的な体内機能を保つためにも、今から血圧をコントロールしていくことが大切です!
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