フコイダン

掲載日:2016年9月21日

健康成分「フコイダン」の働き-抗酸化作用編-

スウェーデンのキリン教授により発見されたフコイダンという成分は、1996年に開催された第55回日本癌学会での発表により、一躍注目を集めるようになりました。フコイダンの化学構造は褐藻類の種類などによって異なり、その化学構造を特定する事が難しい事から、当初はほとんど研究が進んでいない状況でした。しかし、現在では化学構造の解明が進み、フコイダンには多くの生物活性機能が存在することが分かっています。

フコイダンコーナーでは、健康成分「フコイダン」が持つそれぞれの働きについて、ご紹介していきます。

今回は、最近メディアでも頻繁に取り上げられている抗酸化作用編です。

 

酸化を促進させる活性酸素とは?


 

私たちが生きていく上で、酸素は必要不可欠です。ほとんどの生物は、酸素を利用して体内で栄養分を分解し、エネルギーを作っています。しかし、呼吸により取り入れられた酸素は、エネルギーを作り出す代謝の過程において不安定な状態となり、およそ2%の酸素が体内で毒になってしまいます。この毒の正体こそが活性酸素です。

人間の体には、毒である活性酸素を取り除く抗酸化能力がもともと備わっています。しかし、加齢やストレスなどの外敵要因から、抗酸化能力が衰え、体の中にどんどん活性酸素が蓄積されてしまいます。

1980年代、ガンや多くの生活習慣病の原因は過剰な活性酸素の発生によるという研究成果が多く発表されました。老化や生活習慣病は、体が活性酸素に負けてしまった結果だということです。

 

フコイダンの抗酸化作用について


 

活性酸素が増える事で老化や生活習慣病に繋がるということは、反対にいえば、活性酸素を除去できれば加齢や病気などの予防に繋がるということです。活性酸素を抑えるためには、ストレスを溜め込まないための生活と抗酸化物質を摂取すると良いと言われています。

その抗酸化物質こそが、フコイダンです。フコイダンには、体に取り込んだ不飽和脂肪酸の過酸化を防止する作用があります。フコイダンの抗酸化作用が、生命の根源的な部分に働きをかけ、美容と健康に役立つと考えられています。

 

低分子加工後のフコイダンの抗酸化作用について


 

パワーフコイダンの研究者である白畑實隆教授は、低分子加工後のフコイダンの活性酸素の消去作用について深く研究をされております。その結果、貝類の酵素で低分子加工したフコイダンにも活性酸素の消去作用があることが明らかとなりました。

フコイダンの抗酸化作用については、現在も研究が進められております。今後も、フコイダンの抗酸化作用の研究においての成果発表に大きく期待していきたいですね。

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