土井龍雄先生の健康講座

掲載日:2016年9月21日

セーフティーウォーキングをマスターしよう!-part2-

セーフティーウォーキングは、いつまでも健康で元気に歩く事を目的としています。

前回は、歩幅と姿勢のポイントを2つ紹介しました。

(詳しくは、セーフティーウォーキングをマスターしよう!-part1-をご覧ください。)

 

そこで今回は、歩くときに気をつけたい点をポイント③・④にわけて紹介いたします。

 

ポイント③下腹部を締めて歩く


 

・下腹部を締めるとは、いったいどうすれば良いのでしょうか?

その答えは、「丹田」にあります。丹田とは、おへその下3cmほどの場所を指します。

スポーツでは、この丹田を意識して下腹部を締めることで、安定した動きができるようになります。

 

・では、なぜ下腹部を締めると良いのでしょうか?

それは、内臓を取り囲んでいる腹腔内圧(腹圧)が上がる事で、骨盤と背骨のぐらつきを止めてくれるからです。

 

 

下腹を締めているときは、側面にある深部の腹筋が縮み、腹腔内圧が高まっています。

それに反して、下腹部が緩んでいると、腹筋も緩み腹腔内圧が下がってしまいます。

 

セーフティーウォーキングでは、常に下腹部を締めるという意識を持つことで、下半身の上に骨盤・背骨・頭をまっすぐに保つようサポートをします。腹筋を強化して下腹部をしっかりと締めることは、体内にコルセットを作ることと同じですので、腰痛予防にもつながります。

また、ポッコリお腹の解消にも役立ちますよ!

 

ポイント④左右の足の間隔をとって歩く


 

・あなたの歩き方は、重心が小指にありますか?それとも親指?

 

以前に流行したいわゆる「モデル歩き」は、1本の線の上を歩く歩き方です。

これは、重心が小指にのってしまい、不安定な弱い歩き方となります。

例えばマラソンランナーの場合、モデル歩きのようなフォームで走ると左右のバランスが悪く、足首の捻挫や転倒の危険性が高まります。また、足の疲労骨折を起こす恐れも出てきます。

 

 

セーフティーウォーキングでは、左右の足の間隔を少しあけることをお勧めしています。そうすることで、重心が親指側に乗って、強く安定したウォーキングができるようになります。

ただし、間隔をあけすぎると左右のブレが大きくなるので注意してください。

(間隔の目安は約5cm)

また、加齢とともに筋力やバランス機能脳低下により間隔が徐々に広くなってくるのですが、無理に狭くしようとするのは危険です。

できるだけこれらの状態を防ぐために日々のストレッチや筋トレなど基礎体力づくりをしていきましょう。

 

いかがでしょうか?

今回のポイントは、取り入れるとケガを防ぐだけでなく、ダイエットのポイントにもなります。一石何鳥にもなるセーフティーウォーキングを是非取り入れてみてください。

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