健康・美容

掲載日:2016年6月28日

第6の栄養素とも言われる《食物繊維》について

食の欧米化が進んできた現在の日本では、多くの人が便秘に悩まされているというデータも出ています。それは、食物繊維が不足している事も1つの大きな原因だと言われています。

食物繊維は、海藻・穀物・果物・豆類などの植物性食品に豊富に含まれていますが、普段の食事から摂取することは、意外と難しいとも言われています。

 

食物繊維って何?


 

今となっては、腸内環境を整えるために大切だと言われている食物繊維ですが、その有用性が明らかになるまでは、消化されずに何の役にも立たない単なる食べ物のカスだと考えられていました。

そんな邪魔者扱いされてきた食物繊維を体に良いものという定義に塗り替えたのが、コーンフレークの開発者として有名なアメリカの医学博士ケロッグです。ケロッグ氏は、食物繊維が豊富に含まれてる小麦ふすまと呼ばれる小麦粒の表皮部分に注目し、小麦ふすまの便秘患者・大腸炎患者への影響を確認しました。

1930年にケロッグがこの事実を確認してからは、食物繊維を多く含む食品を摂取している民族の健康長寿が確認されたり、高繊維のものを摂取することにより、心臓疾患や動脈硬化の発症率が低くなるなどの新たな発表が続きました。

そして、1971年、イギリスのバーキット博士が「食物繊維の摂取量が少ないと大腸癌のリスクを高める」という食物繊維の仮説を発表し、それ以来、人々の食物繊維への考え方は180度変わることとなったのです。

 

 

六大栄養素


 

ビタミン・ミネラル・タンパク質・脂質・糖質が五大栄養素とされるのはご存知の方も多いと思いますが、第六の栄養素として食物繊維が挙げられています。

食物繊維は、未だその定義が決まっておらず、その定義については今もなお議論が行われています。日本でも食物繊維は栄養素としての扱いではなく、人の消化酵素で消化されない食物に含まれる難消化性成分の総体と位置付けられています。

 

 

食物繊維の種類とそれぞれの特徴


 

食物繊維には、不溶性食物繊維と呼ばれる水に溶けにくいタイプと水溶性食物繊維と呼ばれる水に溶けやすいタイプがあります。

この2つの食物繊維についても詳しく説明していきます。

 

●不溶性食物繊維について

成熟した野菜を食べていると、糸状の長い筋が口に残る経験はありませんか?それこそが、不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維を多く含む食品として、野菜・豆類・穀類などが挙げられます。

《不溶性食物繊維の特徴》

1、便秘解消に効果的

保水性が高いので、胃や腸で水分を吸収することで大きく膨らみ、腸の蠕動運動を活発にして便通を促してくれる役割があります。

2、繊維が口の中に残る

よく噛まないと口の中に残ってしまうため、自然と咀嚼回数が増えます。小さなお子様の顎の発育を促すにも最適です。

3、整腸効果がある

大腸の中で発酵し、分解されることでビフィズス菌などの善玉菌が増殖し、腸内環境を整えてくれます。

 

 

●水溶性食物繊維について

水溶性食物繊維には、ネバネバしたものとサラサラしたものがあります。水溶性食物繊維を多く含む食品は、昆布やモズクなどの海藻類や果物、里芋などです。

 

《水溶性食物繊維の特徴》

1、ダイエットにも効果的

粘着性があるので、胃腸内をゆっくり移動していきます。そのため、摂取した後は空腹になりにくく、食べ過ぎを防いでくれます。また、糖質の吸収を緩やかにする効果もあるので、食後血糖値の急激な上昇も抑えてくれる効果があります。

2、体内の不要物を排出してくれる

吸着性があるため、体内で不要となる胆汁酸やコレステロールを吸着し、体外へ排出してくれます。

3、不溶性食物繊維よりも高い整腸作用

大腸で発酵・分解されると、ビフィズス菌が増殖し腸内環境を整えてくれます。不溶性食物繊維よりも発酵性が高いため、整腸効果も高いと言われています。

 

 

便の状態で食物繊維摂取量をチェック!


 

普段、ご自身の便の状態をきちんとチェックしていますか?便は、健康状態をチェックする身近なバロメーターの1つです。

排便は、1日1回で約150g出ていれば問題ないと言われています。しかし、治療の影響等を除いて、便秘や下痢になっている方は食物繊維の不足が考えられます!

 

●理想的な便について

便は、色が明るい茶色をしており、バナナのような形状が良いとされています。さらに、水洗トイレの水に浮くことが理想とされています。

便の色が濃い茶色をしている場合は、形状が良くても食物繊維が不足しています。濃い茶色で、尚且つ形状が悪い場合は、かなりの量の食物繊維が不足してしまっているので、食事だけでなくサプリメントなどで補うことも必要かもしれません。

 

皆さま、いかがでしたか?食物繊維を摂取することで、腸内環境が整えられるだけでなく、大腸癌のリスク低下にも繋がると言われています。便秘や下痢などでお悩みの方は、パワーフコイダンを取り入れてみてはいかがでしょうか?

フコイダンは、水溶性食物繊維に分類されるため、整腸作用も期待できます。さらに、低分子化されたパワーフコイダンは、食物繊維としての働きだけでなく、体内でフコイダンの持つ作用を発揮できるとされているので、健康面だけでなく美容面でも多いに役立てることができるのではないでしょうか。

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