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掲載日:2018年2月6日
糖尿病、がんや神経変性疾患といった難病の治療を目的に糖質制限を必要とする方が多くいらっしゃいます。最近では、糖質制限のためのレシピ本なども増えてきましたが、そのレシピに従って毎日食事を作るのは大変です。
多くの人が糖質制限を難しく考えていますが、基本を押さえておくことで買って良いもの・買ってはいけないものを理解でき、購入した食材をもとにメニューを考えられるので、負担は大きく軽減されます。
食べてはいけない食品、少しなら食べても良い食品、たくさん食べても良い食品にまずは分類します。
血糖値を上昇させるのは、グルコースと体内で消化されてからグルコースに変化する糖質です。そのため、脂肪とタンパク質はたくさん摂取したとしても、血糖値が上昇する事はありません。また、食物繊維も消化管で消化・吸収されない為、いくら食べても問題ありません。
簡単ではありますが、分類を以下にまとめましたのでご確認下さい。
***原則的に食べてはいけない食品***
■糖質を多く含む食品・・・米(玄米含む)、パン類、麺類、せんべい、シリアル、トウモロコシなど
■砂糖や糖質を使用したお菓子や清涼飲料水・・・ケーキ、まんじゅう、チョコレート菓子、プリン、ジュース類など糖質が含まれるもの全て
■砂糖やフルクトースの多い甘味料や調味料・・・ハチミツ、シロップ、ケチャップ、ソースなど
■イモ類や根菜類
■甘い果物
***少しなら食べても良い食品***
■乳製品(チーズ・牛乳・バターなど)
■加工肉
■食用油(なたね油、ごま油、オリーブオイル、ひまわり油、コーン油など)
***たくさん食べても良い食品***
■糖質の含量が少ない又はゼロの大豆製品・・・豆腐、納豆、枝豆など
■魚介類
■卵
■鶏肉
■葉野菜
■ナッツ類・・・特にピスタチオやクルミ
■一部の油・・・エキストラバージンオリーブオイル、ココナッツオイル
■こんにゃく
糖質制限をしていると、何も食べられない・・・とガッカリしてしまう事もありますが、まとめてみると意外と食べられる食品は多くあります。
基本的に穀物の摂取はできませんが、場合によっては1食の糖質摂取量を20g以下に制限する条件であれば許容できる事もあります。糖質制限の治療を受けている場合は、主治医に相談してみると良いでしょう。
また、穀物を摂取する場合は血糖を上げるインスリンを刺激しないよう、食物繊維やタンパク質の多い食品を先に食べ、糖の吸収を遅らせる工夫が大切になります。
最近では、糖質制限をしている方のために小麦ふすまなどの食物繊維を利用した糖質の少ないパン類、コンニャクイモや豆腐を使用した麺類も多く販売されています。
厳密な制限をしてしまうと大きなストレスが溜まってしまいます。このような糖質を抑えた食材を利用しながら、息抜きをする事も大切です。
糖質制限を義務だと思うのではなく、美味しく・楽しく続けられる工夫をしていきましょう!
※摂取しても良い糖質の量は異なります。医師の指示で糖質制限をされている方は、必ず指示に従うようにしてください。
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