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掲載日:2017年6月7日
最近、「活性酸素」という言葉をよく耳にしませんか?
活性酸素とは、通常の酸素よりも強い反応性を持つ酸素のことです。近年では、活性酸素と癌との間に因果関係があると注目され、メディアでも頻繁に取り上げられています。
専門家の中では、「活性酸素の発生が、癌の悪性化に関係しているのではないか、癌そのものの発生に活性酸素が関係しているのではないか」と言われています。
本来、活性酸素とはウイルスや病原菌を殺したり、不要な細胞などを分解したりするなど、体内で重要な役割をしている物質です。活性酸素=悪いというイメージがどうしても付いてしまっていますが、活性酸素は増えすぎなければ悪い物質ではないのです。
活性酸素が過剰に発生することで、様々な問題が引き起こされます。代表的なものとしては、「体内のいたる所で炎症を起こす」、「遺伝子が傷つけられて癌や糖尿病など、病気の発症や悪化の原因となる」などが挙げられます。
また、近年では老化の促進にも大きく関係しているのではないかと考えられており、多方向での研究も進められております。
活性酸素は、ストレスを溜め込むことで発生率が高まることが分かっております。活性酸素の発生を抑えるためにも、心の持ち方や生活習慣を見直し、ストレスを溜め込まない習慣をつけていくことが大切です。
食事面では植物性の食べ物を摂り、抗酸化物質を補うことも対策の1つです。
遺伝子の傷ついた細胞が活性酸素の働きを受け続けることで、悪性の癌細胞へと変化していきます。「活性酸素が、ガンをガンらしくしている」と以前、白畑先生も言われていました。
癌の進行や、薬剤耐性など、癌細胞の活動のすべてにおいて「活性酸素」が関係しているとも考えられています。
活性酸素と癌との間に因果関係があるということで、九州大学でも低分子化フコイダンが活性酸素に対してどのように作用するかという研究もすでに行われています。
その中で、低分子化フコイダン抽出液を加えたところ、活性酸素が濃度依存的に明らかに消えていくことが分かりました。
今後、低分子化フコイダンの活性酸素に対する作用の研究がさらに進むことで、新たな道がひらかれるかもしれません。
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