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掲載日:2017年6月14日
じっとりとした湿気とともに気温も上昇する6月は、脱水症状や熱中症に注意が必要な時期でもあります。
春の心地良い気温に慣れたカラダは、暑さに順応できていません。そのため、6月に熱中症になってしまう方が意外と多いそうです。
熱中症は、気温や湿度の高い温熱環境下にいると、体内の水分や塩分バランスが崩れてしまい、体温調節機能が正常に働かなくなってしまう事で起こります。
消防庁のデータでは、平成28年(5月~9月)の熱中症による緊急搬送人数は5万人以上にのぼり、その内の50人以上の方が命を落としています。熱中症は、いつ起こるか分かりません。子どもや高齢者だけでなく、健康に自信のある方でも気を付けておきましょう!
人間は、汗をかくことで体内の熱を逃し、体温を適切な状態に保とうとします。スポーツなどで、大量の汗をかいてしまうと、今度は体内の水分や塩分が不足し、脱水状態となってしまいます。こうなると、めまいや立ちくらみなどの熱中症の初期症状が出現します。
熱中症の症状は以下の通りです。
□■ 軽度 ■□
大量の発汗がある。めまいや立ちくらみ、生あくびなどの脱水症状が主に起こります。また、筋肉痛やこむら返りがみられる事もあります。
□■ 中度 ■□
汗が出なくなり、さらに体温が上昇します。頭痛や吐き気、嘔吐、倦怠感などが現れます。また、集中力や判断力の低下がみられる場合もあります。
□■ 重度 ■□
中度よりもさらに体温が上昇し、痙攣や意識障害、昏睡状態に陥ります。重度の場合、内臓に障害が起こってしまうため、命にも危険が及びます。
熱中症の始まりは、水分不足=脱水です。喉が渇いたと感じたら、それは、体内の水分が足りていないサインです。また、脱水状態になると、血液の濃縮度も増し、血栓がつくられやすい状態になります。高血圧や動脈硬化といった持病がある場合は、脳卒中や心筋梗塞を起こす要因にもなります。
血管に負担をかけないためにも、水分補給の習慣を持ち、脱水・熱中症を予防しましょう。
◎水分補給のポイント◎
1、できるだけ、常温に近いものを摂りましょう
2、一度にたくさん飲むのではなく、ゆっくり少量ずつ(200ml程度)飲みましょう
3、起床時・運動の前後・入浴の前後・就寝前は特にカラダが水分を必要としています。このタイミングの水分補給は必ず行いましょう
普段から意識することで、自然と習慣になっていきます。暑い夏を元気に迎えるためにも、ぜひ、水分補給を習慣化してくださいね!
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