健康・美容

掲載日:2017年3月2日

がん治療中の食事について

がん治療中、ほとんどの方が頭を悩ませるのが食事です。治療中は、さまざまな要因から食事を満足にとる事が難しくなってしまいます。

しかし、治療を乗り切るためにも食事は欠かせません。食事の大切さを再確認し、QOL(生活の質)の高い状態で治療に臨みましょう。

 

 

食事と治療の関係


 

食事は、人間にとって大切な栄養補給方法です。がん治療中は「がんによる炎症」、「がん細胞に栄養をとられる」、「治療により必要なエネルギー量が増える」といったことから、体がより多くのエネルギーを必要とします。

しかし、ほとんどの人が治療による副作用や体力低下、また精神的要因などから治療前と比べて食事量が減ってしまいます。

食事量が減ってしまうと、食事のバランスが崩れてしまいます。食事のバランスが崩れると必要な栄養素が不足し、体力の回復の遅れや副作用の増強の原因となってしまいます。人間は、体内で栄養素をエネルギーとして活動しています。栄養素が不足する事で、体内でのエネルギーが不足し、最終的には体力が大幅に落ちてしまうという事にもなりかねません。

体力の低下によりQOLが下がると、治療継続が困難になる場合もあります。食事もがんを治すための治療といっても過言ではないでしょう。

 

食事に関わる副作用と治療による違い


 

食事がとれなくなる原因となる副作用には、口内炎、吐き気・嘔吐、味覚/嗅覚障害、食欲不振、発熱、下痢、体重減少などが挙げられます。治療方法や使う薬剤によっても副作用は異なります。これから治療が始まるという方は、どのような治療をするのかを知り、食事に影響が出る治療を受ける場合は、事前に準備しておく事も大切です。

 

■治療による違い■

分子標的薬治療・・・アレルギー反応による症状が出る場合もありますが、比較的食事への影響は少ないと言われています。

化学療法・・・化学療法は、正常細胞も影響を受けるため、食事に影響する副作用が出る可能性が高いと言われています。また、体力低下も起こるため、食品衛生にも気を付けましょう。

放射線療法・・・照射部位によって副作用は異なります。咽頭がんなどの場合は、飲み込みが難しくなるなどの副作用が起こる可能性もあります。

 

 

食事のポイント


 

がん治療(特に化学療法・放射線療法)において、副作用はつきものです。副作用の現れ方には個人差がありますが、副作用と付き合う食事を心がける事が大切です。

 

■治療前には、心と体の準備を■

医療の発展により、がんは治らない病気から治せる病気へ変わってきています。治すためにも、まずはがんと闘う体づくりが必要です。治療前は、様々な副作用を想定して心の準備を行いましょう。また、治療前の食べられる時期から、バランスの良い食事を心がけ、普段よりも少し多めの食事をとる事が良いと言われています。

治療中は、ビタミンやミネラルが不足したり、腸内環境が悪くなってしまいます。治療前から栄養状態を上向きにする事も大切です。また、パワーフコイダンも、治療前の準備段階から取り入れる事をお勧めします。

 

 

■治療開始後は諦めないで■

治療開始後に一番大切なことは、“諦めない気持ち”です。食べられるものを探し、食べられる時に無理のない量を摂取しましょう。また、体内の栄養を維持する事が大切なので、少量で栄養価の高い補助食品など、日常使わない食品も受け入れてみてください。

 

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