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掲載日:2017年1月16日
強い寒波の影響で、全国的に一気に寒くなってしまいましたね。気温が下がり、空気が乾燥すると流行する病気・・・そうです。風邪です。毎年引いてしまう方もいれば、あまり引かないという方もいますよね。元々備わっている免疫力の違いもありますが、日常的に予防を心がけることで大きく違いが出てきます。
風邪シーズンの今、病気を寄せ付けないための誰にでもできる予防方法を紹介いたします♪
風邪という病気は基本的には存在しないそうです。典型的な症状は「くしゃみや鼻水」、「咳」、「のどの痛み」の3つです。発熱の有無はあまり関係なく、症状のうち2つが当てはまれば風邪のことが多いと言われています。
●体内に風邪ウイルスを入れないことが大切!
風邪は、ウイルス感染が原因で発症します。生物の体内にウイルスが入り込むと、その細胞内で増殖を始めます。風邪を引いた人の鼻水や唾液などには風邪ウイルスが多く含まれています。咳やくしゃみで体外に出たウイルスは、3~4時間は生きています。そのため、不特定多数の人が触れるドアノブや電車のつり革、エレベータのボタンなどには注意が必要です。また、風邪ウイルスは空気感染もするので、満員電車など人が集まる場所はとても危険です。
風邪が流行する時期は、どこに行っても風邪ウイルスが生息しているため、完全に防ぐことはできません。風邪ウイルスの体内への侵入を防ぐ最も有効な手段は、「手洗い」です。風邪ウイルスの侵入経路のほとんどが口ですが、食前や外出から帰った時に石鹸と流水で手を手洗いすることで、口から入り込むウイルスの量は大幅に減少します。
最近では、建物の入り口やレストラン、病院などに速乾性アルコール消毒液が設置されています。これらの利用や、携帯用の消毒液を購入して持ち歩くのも良いでしょう。
次に予防として挙げられるのが「マスクの着用」です。本来は、風邪を引いている人が、他の人にうつさないために着用するマスクですが、予防にも役立ちます。人は、無意識のうちに約5分に1回は手で顔を触るといわれています。ウイルスが付着した手で口のまわりを触るのを防ぐという意味で、マスクの着用は風邪予防に効果的だといえます。
ただし、予防を目的に着用する場合、マスクの表面は外気に触れてウイルスが付着している可能性が高いので、あまり触らないようにしましょう。
風邪予防の対策を行っていても、毎日多少のウイルスは体内に侵入してきます。侵入してきた後に大切なのは、免疫機能です。風邪ウイルスが侵入してきたとしても、体の免疫機能が正常に働いていれば、侵入してきた風邪ウイルスを撃退してくれます。
睡眠不足や偏食を避け、免疫機能が低下しないように心がけることも、大切な予防方法の1つです。
風邪を引いてしまった場合、水分補給と栄養のあるものを食べ、体を休めて症状が治まるのを待つのが一番です。また、つらい症状がある場合は、それを和らげるための風邪薬を飲みましょう。
しかし、38.0℃以上の高熱や喉が真っ赤に腫れる、飲み込みが痛い、黄色い痰が出たりする時は細菌感染が疑われるので、必ず受診して抗生物質を処方してもらいましょう。細菌感染は重症化することもあるため、とくに高齢者や乳幼児は要注意です。
細菌感染の予防も、風邪ウイルスと同じで手洗いが一番有効な予防方法です。手洗いを習慣化し、健康な1年を過ごしましょう!
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