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掲載日:2017年1月25日
現代病の一つとして挙げられる脂質異常症は、ほとんど自覚症状がないまま血管を傷つけ、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞を引き起こす原因ともなるとても恐ろしい病気です。
脂質異常症はコレステロールが大きく関係しています。そんなコレステロールなどに働きかけて脂質異常症の予防・改善をサポートする食材として注目されている食材が『青パパイヤ』です。
青パパイヤとは、完熟しオレンジ色になる前の状態のパパイヤの事で、沖縄など気温の高い地域で古くから野菜として食されてきました。青パパイヤには、優れた血流改善作用がある事が分かり、今話題の健康食材です!
この豆知識でも以前に脂質代謝についてご紹介したことがありますが、脂質代謝が良くない状態になると脂質異常症を引き起こします。(過去記事:脂質代謝とは?脂質代謝異常を未然に防ぐ!)
血液の状態がドロドロよりはサラサラの状態が良いというのは、皆さまご存知ですよね。美しい川を想像してみてください。ゴミがないキレイな水が淀みなく流れています。この状態は、サラサラの血液と同じイメージです。その反対に、汚れて濁り、ゴミなどが溜まりやすい状態になった川がドロドロの血液です。
ドロドロの血液は、川の汚れとゴミにあたる血液中の中性脂肪とコレステロールが増えすぎている状態なのです。中性脂肪とコレステロール値が基準値よりも高くなってしまうと、動脈硬化や心筋梗塞などを引き起こしやすくなります。これが脂質異常症です。
脂質異常症の原因となるコレステロールには、悪玉コレステロール(LDL)と善玉コレステロール(HDL)の二種類あります。悪玉と善玉のバランスが取れている状態はとても良いですが、甘いものや脂っこい食品を過剰摂取することで、中性脂肪や悪玉コレステロール値が高くなる傾向にあります。また、生活習慣病である肥満の近道ともなってしまうので、日頃から食べ過ぎ・飲み過ぎには注意しておきましょう。
コレステロールは食材からの吸収は約20%で、残りの80%は肝臓で合成されています。青パパイヤが、なぜ脂質異常症の予防に優れているかというと、青パパイヤの肝臓での働きにあります。
①肝臓でのコレステロールの合成を防ぐ
青パパイヤは、肝臓でコレステロールが合成されるのを防ぎ、増加を抑制することが分かっています。
②コレステロールと中性脂肪を排出させる
食物繊維が豊富な青パパイヤは、コレステロールと中性脂肪が体内に吸収されるのを防いで、体外に排出してくれるため、食事からの吸収も防いでくれます。
青パパイヤのこれらの健康効果は、東京大学などの研究機関の臨床試験などで明らかにされています。青パパイヤを食べるだけで、完全に脂質異常症を防ぐことはできませんが、適度な運動とバランスの取れた食事に、青パパイヤを加えるだけでも大きく違ってくるかもしれません!
パパイヤは果物のイメージが強いですが、完熟前の青パパイヤはシャキシャキとした歯ごたえがあり、野菜炒めなどにするととても美味しく食べられます!スーパーなどではあまり見かけませんが、通販でも安価で手に入る食材なので、ぜひ試してみて下さいね♪
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