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掲載日:2016年10月28日
ウォーキングのポイントとして、これまでに2つずつご紹介してきました。
・歩幅と姿勢( セーフティウォーキングをマスターしよう!-part1- )
・丹田と歩間( セーフティウォーキングをマスターしよう!-part2- )
・角度と着地( セーフティウォーキングをマスターしよう!-part3- )
少しずつでも、意識して歩いていただけてますでしょうか?
ポイントも残りわずかです。頑張って下さいね!
ポイント⑦ 腕の振り方と足の運び合わせる
歩くときには、脚・体幹・腕のパワーを全て使い、それぞれの動きがぴったりと合わさる事で、前へ向うパワーへと集約されています。
つまり、腕の振りと足の運びを合わせる事が、このパワーをまとめる事につながります。
タイミングを合わせる2つの方法をご紹介します。
1、 左腕を振りおろすときは、右脚の乗り込みに合わせる
2、左腕を振り戻すときは、左脚の乗り込みに合わせる
改めて意識すると、少し違和感があるかもしれませんね。
まずは、「その場足踏み」による練習を行い、慣れてください。
腕の振り方と言うのは、通勤・通学やお買いものなど、日々の生活の中では少々難しいと思いますが、その分、トレーニングとしてのウォーキング時には、しっかりと意識してみましょう。
ポイント⑧ 肩を下げ、前を見て歩く
スポーツの世界では、緊張している選手に向かってコーチが「肩の力を抜いて!」とアドバイスしている場面を見かけます。しかし、この指示で上手く力を抜ける選手はあまりいません。
もっと具体的に「肩をしっかりと上げてから、息を吐いて肩をゆっくりさげろ」と指示すると、筋を縮めてから緩めるというメリハリができるので、自然と肩を下げてリラックスした姿勢をとる事ができます。
ウォーキングの場合も同じで、肩に力が入った状態ではリズミカルな腕振りや呼吸ができません。肩を下げてリラックスした姿勢(なで肩)をつくってください。
首を起こして真っすぐ前を見る事で、首の後ろ~背の筋がほぐれ、肩の力を抜きやすくなります。
また、「前を見る」という事は、ご自身の安全にも大きく関わってきます。
最近の文献では、体を覆っている筋膜はつながっていて、首の後ろにある膜は、背~脚の裏側にまで達していると言われています。
そのため、下を見るとその全ての膜が引っ張られて、脚の運び方やつま先を引き上げる力などが制限される事も考えられます。
これと同様に、脊髄神経(背の後ろ)から枝分かれしている座骨神経は、足の先まで達しているので、引っ張られることで足先が上がりにくくなる恐れもあります。
まっすぐに前を見る事で、周囲の情報をキャッチしながら、安全でスムーズなウォーキングを行ってください。
いかがでしたか?
次回は、最後となる2つのポイントをご紹介します。 お楽しみに!
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