土井龍雄先生の健康講座

掲載日:2016年7月14日

食べ物から体を作る!

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健康に良いという食材が毎日のようにテレビでも紹介されています。

しかし、私たちの健康のためには「これだけを食べていれば大丈夫」という食材はありません。

健康に良いからと、一所懸命にその食材を摂り続けていると、栄養が偏ってしまうことも考えられるのです。

 

 

よく、「バランスの良い食事を摂りましょう。」といわれますが、食事のバランスを保つためには、食材の「足し算」「引き算」そして「変える」という3点が大切となります。

アスリートたちも取り入れている食事法をご紹介します。

 

 

食材の「足し算」


 

273715「足し算」という名の通り、増やす事です。

減量中の方には少々抵抗がある言葉かもしれませんね。

まず例を挙げてみましょう。

 

1番:「今日のランチはパスタだけ!」

2番:「今日のランチは、パスタとサラダにしよう!」

 

1番と2番では、どちらが良いと思いますか? 答えは2番です。

糖質を多く含む物(パスタ)だけでなく、食物繊維を含む物(サラダ)を摂ることで、栄養バランスがグンと良くなります。また、血糖値の上昇も防ぎ、ダイエットにも効果的です。

 

足し算して良い物は、食物繊維豊富な食材や高たんぱく低脂肪の食材です。

ただ単に食べたいからと言って、肉や揚げ物、甘いデザートを足し算しないでくださいね!

 

 

食材の「引き算」


 

273717次に「引き算」は食べるものを減らすという事です。

減量をしなければならないアスリートにとっては必然的に食事量を減らす事もありますし、ダイエットや健康のために取り入れている方も多いのではないでしょうか。

 

全く食べないといった極端な引き算は、身体に負担をかけてしまうので、お勧めできませんが、主食(白米)の量を減らしたり、サラダにかけるドレッシングの量を減らすなど、いつもの食事から少しずつ減らしていくと良いでしょう。

 

ここでも、注意しなければならない事は、食物繊維など必要な栄養素は引き算する必要はありません。必要なものと脂質や糖質といったあまり必要でない物に気を付けましょう。

 

 

食材を「変える」


 

Webこれは、足し算・引き算ではなく、揚げ料理ではなくグリルや蒸し料理にするという様に、食べる物自体を変えてしまうという事です。

 

その他にも、洋菓子を和菓子に変えたり、肉料理を魚料理に変えたりと、口にするものを全く別の物にする事も良いでしょう。

 

 

まとめ


 

このように食事を「足し算」「引き算」「変える」という事は、少しの気遣いで今すぐにでも始められる事です。

ダイエットのため、または病気療養のためと、様々な目的で食事には気をつけている方も多いかと思います。健康やダイエットに悪いからと「これもあれもダメ!」と厳しく食事を制限するのではなく、「あれはダメだけど、これはOK!」と柔らかな気持ちで選択していきましょう。

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