土井龍雄先生の健康講座

掲載日:2016年7月4日

【知っていると知らないでは大違い?!】トレーニングの原則

サムネイル用皆様、トレーニングをするときに心がけていることはありますか?

三浦敬三氏を紹介した前回の記事「達人に学ぼう!」でも少し触れたのですが、トレーニングには「トレーニングの原則」として語られる7つの法則があります。

この法則を知ることで、効果的な運動ができるようになりますので、早速、紹介いたしましょう!

 

 

 

トレーニングにおける7つの原則


 

 

①個別性の原則

個人個人によって、体力には差があります。

そこで、個人の体力・年齢・性別・運動目的などの要素を考慮して、トレーニングの負荷を決めていくことが大切です。

 

②漸進性(ぜんしんせい)の原則

漸進とは、少しずつ順を追って進んでいくことをいいます。

トレーニングは、負荷が高すぎても怪我をする可能性があり良くありませんが、逆に低すぎてもその効果を得る事が出来ません。

トレーニングを続けていく中で、体力の向上に伴い、負荷を少しずつ高めていきましょう。

 

③継続性の原則

トレーニングは即効性があるものではないので、一度行ったからと言って効果を得られるものではありません。

効果を得るためには、繰り返し続けていくことが大切です。

まさに「継続は力なり」といえますね!

 

④全面性の原則

体力というのは、筋力や持久力だけでなく、瞬発力や柔軟性など様々な要素が関わっています。

それらを全体的にバランスよく鍛えていくことが大切です。

 

⑤意識性の原則

トレーニングを行う際、常に「この筋肉を使っている!」と意識を向けてください。

ただ意識するだけで、よりトレーニング効果を生むことができます。

 

 

⑥過負荷の原則

トレーニングの効果を得るためには、ある一定の負荷で運動を行う事が大切です。

それは、私たち人間には適応能力があるため、毎回同じ負荷でトレーニングを行っていてもいつしか慣れてきます。

ある程度「きついな」と感じる負荷で行いましょう。

 

⑦特殊性の原則

特殊性というと、何か変わった運動を行うのかと思ってしまいますが、そんなことはありません。

ここで言うのは、目的に応じた種類のトレーニングを選ぶという事です。

例えば…「上半身を鍛えたいからスクワットをする。」「マラソンで完走したいから、短距離走の練習をする。」など、これらは目的とは違うトレーニングをしていると思いませんか?

目指すところへ到達するためには、その種類にあったトレーニング内容を取り入れることが近道となります。

 

⑧超回復の原則

休養もトレーニングに含まれるという考えです。

運動・スポーツ後は、一時的に筋肉組織が損傷した状態となり、これを以前より強い筋肉に再生しようとする現象を「超回復」といいます。

この超回復が起こっているときには、運動をするよりも適度な休養が必要です。

さらに、筋肉のもととなるタンパク質といった栄養を補うと良いでしょう。

 

 

いかがでしょうか?

これらに沿ってトレーニングを行う事は、効果があるだけでなく安全面においてもメリットとなります。

ぜひ、みなさんも運動を行う際には、「トレーニングの原則」を取り入れて、効果的な運動を行ってください!

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