フコイダン

掲載日:2016年6月7日

p53遺伝子とフコイダンの関係について

フコイダン研究者である白畑實隆教授は、低分子化フコイダンについての著書を何冊か出しておられます。パワーフコイダンをご飲用中のお客様には白畑教授の本を読んでおられる方も多く、当店にもその内容についてのお問い合せを頂くことがあります。九大による研究データ等が多く載っていても、専門用語もたくさんあり全てを理解することはとても難しいですよね。そこで今回は、白畑教授の著書の1冊である「あきらめないがん治療-確かな研究に基づいた医師たちの臨床報告-」の中にある抗p53抗体について詳しく解説していきたいと思います。

 

 

p53って何?


 

白畑教授の著書を読まれたことがない方でも、食道がんや乳がん、大腸癌では腫瘍マーカーとしてp53抗体という項目もあるので、この文字を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?また、パワーフコイダン臨床医である吉田年宏先生もこのp53遺伝子についての題目で医学博士を取得されています。そもそも、p53とは何なのか、皆さまご存知ですか?

 

p53とは遺伝子の1つで、多くのがんにおいて遺伝子変異がみられる代表的な癌抑制遺伝子です。p53遺伝子の大きな働きは「グルコース代謝の調整」であり、この働きが癌化と大きく関係していると言われています。人間の体には23対46本の染色体が存在しています。その中の第17染色体の中にあるのがp53遺伝子です。この遺伝子は、1991年に当時アメリカ癌学会会長だったルイーズ・ストロング博士の研究により、癌患者さんにp53遺伝子に突然変異が認められたことによって判明しました。

p53を栄養成分や物質だと思われている方も多いのですが、これは遺伝子の1つです。元々、体内に備えられているp53遺伝子を体外から摂取することは不可能です。

最近は、p53遺伝子を活性化すると癌に良いという噂もありますが、それは癌になる前の状態でいえることです。癌になってしまった後に、どれだけp53遺伝子を活性化させたとしても意味はないと言われています。

 

フコイダンとp53遺伝子の関係について


 

1444442996061-1p53遺伝子は元々、人の中に存在するものであり、これを栄養物質等から摂取することはできません。もちろん、フコイダンにもp53遺伝子が含まれてはいません。しかし、フコイダンとp53遺伝子は全く関係のないものではないという所見も出ています。

低分子化フコイダン臨床医の1人である西本先生は以前から注意深くフコイダン飲用者の抗p53抗体の動向を観察しておられました。すると、腫瘍マーカーである抗p53抗体の数値に驚くべき結果が出たそうです。この結果から、低分子化フコイダンを飲用することによりp53遺伝子を高めることができるのではないかと西本先生は考えておられ、今もなお観察を続けていらっしゃいます。

フコイダンとp53遺伝子の関係性については、まだ研究に入る段階であり明らかになっておりませんが、この成果が出れば癌予防への大きな一歩となるのかもしれません。今後の九州大学の研究にも要注目です。

 

 

p53遺伝子についてご理解頂けましたでしょうか?最近は、「パワーフコイダンにp53は入っていますか?」というご質問を頂くことがあります。p53は栄養素ではないので、何か食品を摂取したからと言って増えたり活性化したりするものではありません。遺伝子の話は、とても難しく頭を悩ませてしまいますよね。しかし、冷静に考えるときちんと答えが見えてきます。分からない事がございましたら、お気軽に当店までお問合せ下さいませ。

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