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掲載日:2021年8月27日
胃がん、膵臓がん、乳がん、非小細胞肺がんで使用されているアブラキサンという抗がん剤の供給が10月中旬以降在庫が無くなり次第停止するというニュースが出ています。
それぞれの癌腫によって、使える抗がん剤の数が限られているので、とても深刻なニュースですね。
理由としては生産している米企業で製造工程の検証があり、再評価の必要が生じたためだそうです。
特に膵臓がんにおいては、ファーストラインでアブラキサンとゲムシタビンの併用療法があるため、たくさんの患者さんの未来に影響してしまいます。
供給再開の目途などは発表されていないですが、1日でも早い再開を願うばかりです。
「何か対応策は無いかな…?」と考えたのですが、もし手術や細胞診などでがん組織を採取されている方は保険内で遺伝子パネル検査を受けられるかもしれないので、一度主治医に相談してみてはいかがでしょうか?
遺伝子パネル検査で標準治療で使われている抗がん剤以外の効果が期待できる抗がん剤が見つかる可能性があります。
遺伝子パネル検査は標準治療が終了した(終了見込みを含む)方などの対象制限があるため、すべての患者さんが受けられるものではありませんが、主治医に相談しておくことで遺伝子パネル検査を受けたいという意思表示にも繋がると思います。
治療の選択肢は一つでも多い方が治療には有利です。
諦めずに様々な方法にチャレンジしていきましょう!
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