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掲載日:2018年12月18日
「足腰が弱くなってきた」、「物忘れが多くなってきた」など加齢とともにカラダの不調が増えてきます。
このような不調があると散歩などの運動を取り入れたり、頭を使う習慣(読書や麻雀など)を増やしたりして対策を取られている方も多くいらっしゃいます。しかし、気付いていても意外と見過ごしてしまっているのが口腔機能の低下です。
滑舌が悪くなったり、食べ物や飲み物の飲み込みが難しいという自覚はありませんか?
それは、口周りの筋肉が衰えているサインでもあります。健康な未来のためにも見過ごさず、早い段階で対処することが大切です!
以下の項目に当てはまるものはないか、ご自身やご家族でチェックしてみましょう。
■硬い物が食べづらい
■食べこぼしが増えてきた
■口角に米粒が付いてしまう
■滑舌が悪くなってきた
■お茶や汁物でむせやすくなった
■口の乾きが気になる
当てはまるものが多くなるほど、口腔機能が低下しています。これらの項目に当てはまらないという方も、今から対策を取っておくことで健康な口腔機能を維持することができます。
噛む・飲み込む・話すといった動作は、顔の筋肉がしっかりと動くことでスムーズに行えます。
顔の筋肉は、食事や声を出すといった普段の動作を意識することで鍛えられます。
早口言葉や「パパパパ・・・パタカ・・・」といった同じ音や違う音を組み合わせ、それを速度をつけて繰り返し発音することで滑舌の改善に繋がります。そんな動作忘れてしまう・・・という方は、新聞や本を声に出して読んだり、カラオケなども効果的です。
お口を最大限開いた状態で10秒間維持し、10秒間休むの動作を5回繰り返してください。
これを1日2回行うことで舌や食道周りの筋肉が鍛えられるので、嚥下機能が改善されて誤嚥予防に繋がります。
※顎関節症など痛みがある場合は、無理せずできる範囲で行ってください。
咀嚼機能が低下することで、軟らかい物を好むようになり、栄養の偏りに繋がってしまいます。ガムを噛むことが咀嚼機能を改善・維持に役立ってくれます。ガムは唇を閉じてしっかりと噛み、一カ所ではなく左右両側を均等に使いながら噛みましょう。
最近は歯につきにくいガムなども販売されています。
今回ご紹介したトレーニングだけでなく、定期的に歯科医で定期検診を受け、メンテナンスを続けることが大切です。
楽しい食生活を続けるためにも、ご家族皆さまで口内の健康を見直してみてはいかがでしょうか?
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