土井龍雄先生の健康講座

掲載日:2018年11月29日

丹田を意識して姿勢をキープ

突然ですが、皆様は「丹田たんでん」という言葉をご存知ですか?

丹田とは一般的に下腹部のことを指すのですが、ここを鍛えることで姿勢を保ち、からだのぐらつきを防ぐことができます。

 

さて。今回は、この“丹田をウォーキングに活かす方法”についてご紹介しようと思います。

 

丹田について


 

丹田とは本来気功における言葉で、眉間の奥にある上丹田、胸の真ん中にある中丹田、おへその下にある下丹田の3つが含まれます。

一般的に丹田というと、この下丹田を指します。

 

ウォーキングにおける丹田の役割

では、ウォーキングの際に丹田がどのように役立つのかというと、ここを引き締めることで、運動の動作を安定させることができます。

 

多くの方がウォーキングなどのトレーニングを避けてしまう理由の1つに、体がぐらついたり躓いてしまうことによる転倒や、それによる怪我があります。

丹田をしっかりと鍛えることでこれらへの不安を解消し、日々のウォーキングやトレーニングに楽しく取り組めるのではないかと思います。

 

それでは、実際に丹田を鍛える方法をご紹介します。

 

丹田のトレーニング


 

からだへの負担をなるべく軽くしつつ丹田を鍛えるには、以前ご紹介した2つのトレーニングがおすすめです。

 

 

ウォーキングのための『筋力トレーニング方法』」でご紹介したストレートレッグレイズ(SLR運動)は、膝に負担をかけることなく腹筋や太ももなどの筋肉を鍛えることができます。

また、前回の「負荷をかけたウォーキング」でご紹介したもも上げ歩きでは、腹筋と背筋を同時に刺激して鍛えることができるので、運動中の姿勢キープに役立ちます。

他にも、丹田を意識した丹田呼吸という呼吸法があります。

呼吸を行う際に丹田を意識し、「吸う→止める→吐く」の工程をゆっくりと深く行うことで、意図的に腹筋を動かして鍛えることができ、集中力を高めることができます。

こういった呼吸法を取り入れることで、先にご紹介した激しいトレーニングが難しい方でも、日々の生活の中で丹田を鍛えることができます。

 

いかがでしたか?

ウォーキングを行う際に丹田を意識してみたり、日々の生活やトレーニングにも取り入れてみてくださいね。

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