健康・美容

掲載日:2018年10月22日

ピンクリボン習慣で早期発見!

乳がんにかかる確率は日本人女性の11人に1人であり、他人事ではありません。

しかし、乳がんは早期発見することで、90%以上の方が治る病気でもあります。

 

10月はピンクリボン月間!今回は年代に合わせたピンクリボン習慣をご紹介いたします。

 

乳がんは、どんな人が罹りやすい?


 

年齢などに関わらず、乳がんは誰もがなる可能性のある病気です。

しかし、以下の項目に当てはまる方は、特に注意が必要です。

 

□ 40歳以上

□ 初産が30歳以上

□ 出産経験がない

□ 家族に乳がんや卵巣がんに罹った方がいる

□ 閉経後に体重が増えた

□ 初潮が11歳未満で、閉経が55歳以上

□ 乳腺症などの乳腺疾患に罹ったことがある

□ 乳がんになったことがある

 

乳がんに1回罹り、治ったからといって安心はできません。また別の原発で乳がんが発覚する場合もあります。

 

基本は月1回のセルフチェック!


 

毎月生理が終わって5日後くらい、閉経後の場合は日にちを決めて下記のセルフチェックを行うようにしましょう。

定期的にセルフチェックを行うことで普通の乳房の状態がわかり、異常を早く見つけられるようになります。

右図が乳がんの発生しやすい場所なので、この図を参考にセルフチェックを行ってください。

 

 

 

★見てチェック★

1、両腕を下げた状態で、乳房の形を覚えます。

2、両腕を上げた時、くぼみひきつれ乳首のへこみ湿疹のようなただれができていないかを確認しましょう。

 

★触ってチェック★

1、乳房が胸の上に平均に広がるように仰向けに寝てください。

2、指の腹で圧迫するように、乳房やわきの下に触れた時、固く小さなしこりがないか確認しましょう。

3、左右の乳首を指で軽くつまみ、キュッとしぼった時に血のような液体が出ないかも確認しましょう。

※乳房に触れる際は、指先でつまむのではなく、指の腹で軽く押すようにするのがポイントです!

 

赤文字になっているような症状が見られる場合は、定期検診を待たずに専門医の診察を受けるのがお勧めです。

 

【年代別】 ピンクリボン習慣をご紹介


 

月に1度のセルフチェックとあわせて、年代別に推奨されるピンクリボン習慣をご紹介いたします。

 

★20~30代のピンクリボン習慣★

胸に超音波をあてて、異常がないかを調べる超音波検査(エコー)が推奨されています。超音波検査(エコー)は、若い世代の方、妊娠中のかた、乳房の圧迫に耐えられない方に適している検査方法です。

両親や兄弟姉妹などの肉親に乳がんや卵巣がんに罹った方がいる場合は、乳腺の専門医と相談してみてください。

 

★40~50代のピンクリボン習慣★

乳房専用のX線検査であるマンモグラフィーを2年に1度受けることが推奨されています。乳腺濃度が高い方の場合は、マンモグラフィーだけでは乳がんを発見しにくい場合もあるため、超音波検査(エコー)を同時に受けることがお勧めです。

心配だからと言って、頻繁にマンモグラフィーを受けることは健康に良くないこともあるので、検査に頻度については必ず医師に相談してください。

 

★60代以上のピンクリボン習慣★

60代になると、閉経後の肥満などにより乳がんのリスクが高まります。規則正しい食生活を心がけた上で、2年に1度の定期検診を欠かさないようにしましょう。

 

いかがでしたか?

ピンクリボン運動は知名度も高く、乳がんのセルフチェックの大切さをご存知の方も多いかと思います。

しかし、セルフチェックや検診を欠かさず受けられている方はまだまだ多くありません。大切なご自身のため、ご家族のためにも今回ご紹介したピンクリボン習慣を実践してみてください!

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