土井龍雄先生の健康講座

掲載日:2018年7月4日

足をケアしてあげましょう

あるテレビ番組で、イチロー選手の取材を拝見いたしました。

彼が少年野球時代から、毎日お父様に足をマッサージしてもらっていたというのはとても有名なエピソードですよね。

今でも遠征先へは足のマッサージ機を持っていくそうで、その時写ったイチロー選手のキャリーバッグの中にもしっかり入っていました。

 

足は、地面を蹴って走る時やバッティングで踏ん張る時にも使う、とても大切なところです。

幼い頃からの経験から、足のコンディションを保つことがとても大切だとご存知だったのでしょう。

 

日々の生活の中で足を用いるのは、私達も同じです。

足のケアは、イチロー選手のような一流のプロスポーツ選手だけではなく私達にとっても大切なことです。

 

そこで今回は、手軽に取り入れられる“足のケア法”を2つご紹介しようと思います。

 

足の裏のケア方法


 

まずは、足の裏について簡単にお話します。

足の裏は、私達が立つ時や歩く時に体を支えたり着地の際に衝撃を和らげる役割を持つのですが、負担がかかりやすく、知らず知らずのうちにダメージが溜まりやすいのです。

 

その中でも大切なのは、土踏まずのアーチです。

アーチがたわむことで着地の衝撃を和らげてくれるのですが、ここを支える足底筋膜が硬くなるとたわみの弾力性が低下し、足への衝撃がダイレクトに届いてしまいます。

 

そこで、土踏まずのケアにオススメなのが、親指の先で行う指圧です。

片足20~30秒を目安に、土踏まず全体をゆっくりと揉みほぐして下さい。

裸足でも靴下の上からでも行えるので、左右の足を交互にマッサージしてくださいね。

 

足指のケア方法


 

次に大切なのは足指の関節です。

この関節を柔軟に保つことは、歩く上でとても大切なポイントです。

なぜなら、足指の関節が固くなると踵がうまく上がらなくなり、体を前へ運んでいくことができなくなってしまうからです。

 

ここをケアするには、足の指を曲げ伸ばしするのがオススメです。

足指を柔らかく保てると、足指関節の動きだけではなく感覚器の感度改善へと繋がります。

片足20~30秒を目安に、椅子に座るなどして足の指を曲げ伸ばししてください。

特に、母指(足の親指)の動きが大切なので、ここを念入りにほぐしてあげてくださいね。

 

 

 

いかがですか?

今回ご紹介した2種類の方法は、簡単ではありますがどちらも大切なところをケアする方法です。

皆さんの歩行寿命を伸ばすためにも、靴を履く前や脱いだ後にはこれらのフットケアを取り入れてみてくださいね。

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