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掲載日:2018年2月8日
冬になると、ゆっくり湯船に浸かって温まりたくなりませんか?
体を芯から温めてくれる入浴時間を、1日のリフレッシュタイムにされている方も多いのではないでしょうか。
しかし、寒い冬の時期、お風呂場には思わぬ危険がひそんでいるそうです。
それは、「ヒートショック」と呼ばれる現象です。
ヒートショックの原因と予防法についてまとめてみましたので、皆様の大切なリフレッシュタイムのご参考になりましたら幸いです!
●温度差によるストレス
冬になると、脱衣所で服を脱いで寒さを感じたり、浴室内がひんやりしていたりと、冷えによる刺激を感じることが多くなります。
冬場に感じる冷えを私たちはストレスと受け取り、それに対抗するために自律神経が働きます。
夏と冬の温度差がどのくらいになるのか、一般的な室温とお湯の温度から比べてみましょう。
夏の場合:室温25℃、湯温38℃
冬の場合:室温10℃、湯温42℃~43℃
夏には温度差が13℃なのに比べて、冬にはその差が32℃近くにもなります。
この大きな温度差が、温度差ストレスの原因です。
●水圧による影響
湯船に浸かってお腹周りを触ると、少しウエストが細くなったように思えませんか?
これは、お湯に浸かることで、水圧の影響を受けるからだそうです。
ほんの数十センチの水深ですが、1平方センチメートルにつき500kgもの水圧がかかっていると言われています。
肩までお湯に浸かると、全身が圧迫されることで心臓に負担がかかり、血圧が上昇するそうです。
●脱水
意外と気づかない方も多いそうですが、入浴中に汗をかくことで、体内の水分量が減ります。
そのため、血液が濃くなり、血管が詰まりやすくなってしまうそうです。
このような条件が重なることで、血圧の急激な変動へと繋がってしまいます。
特に高齢の方や、動脈硬化・糖尿病など基礎疾患のある方は、急激な血圧の変化によって、入浴中に脳梗塞や心筋梗塞を引き起こしてしまうそうです。
せっかくのリフレッシュタイムで、体に悪影響を与えたくはないですよね…。
そこで、ヒートショックを防ぎ、安全に入浴するための方法を3つご紹介します。
【対策① 水分を補給する】
水分を摂っても、体内で吸収が始まるまで少し時間がかかるそうです。
そこで、水分は入浴の30分前を目安に補給しましょう。
【対策② 室内を事前に温める】
暖房器具を使って室内を事前に温めておくことで、冷えによる刺激を防いでくれます。
浴室暖房などがある場合は、あらかじめ浴室内を暖めておくといいそうです。
※灯油やガスを用いた暖房器具を使う場合は、しっかり換気をすることも大切です。
【対策③ 湯船のお湯は熱くしすぎない】
湯温の理想は38℃~40℃で、ゆっくり浸かってじんわり汗がにじむくらいの温度がいいそうです。
日本気象協会では、毎日の「ヒートショック予報」も公開しています。
冬の癒やしの一つ「入浴」を楽しむためにも、これらのポイントに気をつけてみてくださいね(*^^*)
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