健康・美容

掲載日:2018年2月22日

長寿ホルモンを味方にしましょう!

長寿ホルモンやせホルモンと呼ばれている、アディポネクチンをご存知ですか?

 

アディポネクチンは、1996年に当時の大阪大学医学部教授が発見した、脂肪細胞から分泌されているホルモンです。

近頃では、100歳を越す長寿な方々の血液を調べると、このホルモンの濃度が高い事がわかってきています。

 

そこで今回は、長寿ホルモンとして注目される”アディポネクチン”について、ご紹介したいと思います!

 

「長寿ホルモン」と呼ばれる理由


 

 

脂肪細胞からは様々な物質が分泌されていますが、その中でも善玉物質として注目されているのがアディポネクチンです。

アディポネクチンを増やすことで、次のようなメリットが得られます。

 

【①動脈硬化などの生活習慣病を防ぐ】

アディポネクチンには、動脈硬化の原因となる血管の傷を修復したり、血管を拡げる働きがあります。

そのため、アディポネクチンが十分に分泌されていると、動脈硬化の予防だけではなく、ひいては心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気に罹るリスクも軽減できると言われています。

 

【②糖尿病を防ぐ】

糖尿病を防ぐには、血糖値を下げるインスリンというホルモンの働きが重要となります。

アディポネクチンには、このインスリンの効果を高める働きがあると言われていて、糖尿病の予防に大きな期待が寄せられています。

 

【③脂肪燃焼を助ける】

アディポネクチンは、糖や脂肪を消化する酵素を手助けして、脂肪を燃焼させやすい体にしてくれると言われています。

最近では、アディポネクチンでメタボ改善のお薬を作る研究も進められているそうですよ!

 

このように健康・長寿のカギを握るアディポネクチンを味方につけて、いつまでも若々しく過ごしたいですよね!

 

アディポネクチンを増やすには?


 

「脂肪から分泌されるなら、太った人ほどたくさんあるのかな?」と思いがちですが、実はその逆です!

アディポネクチンは脂肪が多いほど濃度が下がり、特に内臓脂肪が多いほど、その傾向が顕著だったそうです。

 

理由となるメカニズムは明らかになっていないそうですが、脂肪をたくさん溜め込むと悪玉物質がたくさん分泌されるために、善玉物質のアディポネクチンが減るのではないかと考えられています。

 

アディポネクチンの減少を防ぐには脂肪を溜めすぎないこと、そして、増やすには食事と運動が大切だと言われています。

 

食事で増やす

おすすめの食材は、お豆腐です。

大豆たんぱくに含まれるβコングリシニンや、にがりに含まれるマグネシウムがアディポネクチンの分泌を助けてくれます。

お豆腐の他に、納豆や湯葉などの大豆製品にはたんぱく質、てんぐさやあおさなどの海藻類にはマグネシウムが豊富に含まれているので、積極的に摂りたい食材ですね。

 

また、アメリカのハーバード大学で行われた実験によると、コーヒーを摂取することでも増えるという結果が出ており、コーヒーに含まれるポリフェノールがアディポネクチンの増加に関係しているのではないかと考えられています。

※コーヒーを飲む際には、砂糖やミルクの入れ過ぎにご注意くださいね。

 

運動で増やす

脂肪を減らし、アディポネクチンを増やすためには、有酸素運動が最も効果的です。

 

中でもおすすめなのが、ひざや腰への負担が軽いウォーキングです。

1日30分程を目安にして、さらにウォーキング中3分おきに早歩きを加えると、効果は抜群なんだそうです!

 

この他には、サイクリングやラジオ体操なども手軽に取り入れられそうですね。

 

いかがでしたか?

日々の食事改善と有酸素運動で、アディポネクチンを増やす生活を心がけてみましょう!

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