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掲載日:2018年2月28日
以前に比べると、ウォーキングを取り入れている方が増えてきたように思えます。
街中や公園などで見かけると、少し嬉しい気持ちになりますね。
しかし時折、腕を前へ振れていても、後ろへは上手く振れていない方がいらっしゃいます。
そこで今回は、スムーズな歩行を行う上で重要なことについて見てみましょう。
歩行のリズムと腕の振り
ウォーキングをする際は、リズムが大切です。
脚を前後に動かすタイミングや腕を振るタイミング、そして呼吸のタイミング、これらのリズムが乱れてしまうと、スムーズな歩行を行うことができません。
また、大きく腕を振ることで、強い推進力を得ることができます。
例えばオリンピックなど、陸上競技会で走るランナーの様子を想像してみると、選手たちの多くが、腕を前後に大きく振りながら走っています。
つまり、速く走るには腕の振りから得られるパワーが欠かせません。
日常的なウォーキングではそこまでのパワーはいりませんが、歩行をスムーズに行うには、リズムに合った腕の振りが必要です。
肩甲骨の大切さ
腕をリズムよく振るには、腕だけではなく、その基盤となる肩甲骨の動きを良くする必要があります。
肩甲骨を動かすための筋肉は、肩や背中に多くあるのですが、これらの筋肉は加齢とともに柔軟性を失ってしまいます。
すると、肩甲骨の可動域が狭くなり、腕を余計に振るようになることで、肩にある関節を痛める原因となります。
そのため、肩甲骨の柔軟性と可動域を保つことが重要になります。
肩甲骨の動きをよくするために、おすすめのストレッチ法を2つご紹介します。
【ストレッチ法① 肩甲骨を開閉させましょう】
→ | 息を吐きながら、体の前へ肩と腕を伸ばします。 | ||
息を吸いながら、元の位置へ戻ります。 | |||
息を吐きながら、胸を開くように肘を後ろへ引きます。 | |||
息を吸いながら、元の位置へ戻ります。 |
【ストレッチ法② 肩甲骨を上下させましょう】
息を吐きながら、ご自分の耳に近づけるように肩を上げていきます。 |
|
息を吸いながら、肩を戻します。 |
|
息を吐きながら、腕と肩を下へと押し下げましょう。 |
|
息を吸いながら、肩と腕を元の位置へ戻します。 |
どちらのストレッチも、肩甲骨をゆっくり動かすよう意識しながら、5~10回を目安に行ってください。
いかがでしたか?
肩甲骨のストレッチをすると、歩行をスムーズに行いやすくなるだけではなく、肩周りがほぐれることで肩こりの解消にも役立ってくれます。
「少し肩がこったかな」という時には、是非上記のストレッチを取り入れてみてくださいね。
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