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掲載日:2017年8月31日
人間は、二足歩行という行為が出来るようにならなければ、今のような繁栄は遂げられなかったと言われています。二足歩行に重要な役割を果たしている部分が、「足」です。
実は、私たちの足は、生活スタイルや生活習慣に合わせて少しずつ変化していっているのです。
30年前や20年前の皮革産業のデータによると、日本人の足長は長くなっています。しかし、甲の厚みも薄くなり、さらに足幅も狭まっているそうです。現代の女性の足は、ローアーチで開張足の傾向が強まっていると言われています。
日本人の身長は、1970年代以降では平均身長にほぼ変わりはありません。それにも関わらず、足長が伸びているのは、現代人の足底のアーチが落ちてきたためです。これらの要因としては、スポーツ機会の減少や便利な移動手段が増えてしまったことが挙げられます。その結果、足を使わない生活習慣の影響により、足底の筋肉が鍛えられず、土踏まずを形成している足底アーチが減少してしまいます。
『足幅が狭く、甲が薄い』という足の形状を持っている人は、今から生活習慣やご自身に合った靴を選ぶことを意識していくと良いでしょう。
現代の若年層の方や筋力が落ちてきた高齢者に多くみられるのが、O脚です。О脚とは、両足の内側を揃えて立った時に、両膝の間が空いている状態のことを言います。
つま先を内側に向ける歩き方をすると、両膝が開いてО脚になる上に、骨盤が開いてしまい、腹筋や背筋の緩んだ体になってしまいます。それでは、将来的に足腰に負担がかかるだけでなく、スタイルも大きく崩れてしまいます。
正しい歩き方を意識することで、いつまでも健康で美しく歩けるだけでなく、スタイルも維持できるのです。
正しい歩き方は、両膝をきちっと内側に引きしめ、つま先をやや外側にして歩きましょう。自然とお腹に力が入り、背筋が伸びるのを実感できます。
また、日本のトップトレーナー土井龍雄先生による正しい歩き方が写真付きで掲載されている「歩く人。」の著書もお勧めです。豆知識でも、土井龍雄先生による特別講座を掲載しておりますので、こちらも併せてご覧くださいませ。
視力が合っていないメガネや、入れ歯などは健康に影響を与えます。靴も同じで、合わない靴を履き続けると、体を支える土台である足が壊れてしまいます。足が壊れると全身の筋力バランスも崩れてしまい、膝や腰の痛みなど全身へ影響が出てきてしまいます。
合わない靴を履いてしまう原因の一つに、足のサイズの思い違いがあります。
「かかと部分が空いてしまい、パカパカする」、「足全体に圧迫感がある」など違和感を持ちながらも、自分の足のサイズは〇サイズ!と思っていることで、合わない靴を履き続けてしまっている方が多いみたいです。
合わない靴を履き続けるうちに、その履き心地に慣れがでてきてしまいます。しかし、そのまま履き続けることで間違った歩き方が癖付いたり、歩きにくいために自然と運動量が低下してしまいます。
まずは、自分自身の本当のサイズ、どのような形の靴が足に合うのかを知ることが大切です。最近では、ほとんどの靴専門店や百貨店などの靴売り場には、シューフィッターの資格を持った店員さんがいます。足を計測し、そのデータから最適な靴の提案をしてくれるので、靴選びに自信のない方は、一度利用してみてはいかがでしょうか?(^^)/
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