フコイダン

掲載日:2017年8月4日

フコイダン研究の“今”

フコイダンとは、モズクなどの海藻のヌルヌルとした粘りのもとになっている成分で、食物繊維の一種です。

食物繊維には、水に溶けにくい不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維の二種類があり、フコイダンは水溶性食物繊維に分類されます。古くから海藻は体に良い栄養素が含まれていると言われ、日本だけでなく南米でも自然から得られる胃腸薬として利用されてきました。

そんな海藻に含まれるフコイダン成分が注目されたのは、ここ最近なのです。意外ですよね。

今回は、健康成分として注目されるフコイダン研究の“今”についてご紹介したいと思います。

 

フコイダンは100年以上前に発見されていた!


 

注目を集めたのは、ここ10数年という新しい成分のようなフコイダンですが、実は100年以上前に発見されていました。

1913年、スウェーデン人の学者であるウプサラ大学 Kylin(キリン)氏によって発見されたフコイダンは、その細かい構造から解明が難しく、そのまま研究は足踏み状態となっていました。しかし、科学的な研究技術の進歩により、フコイダン成分の構造も少しずつ解明されてきました。

その中で、フコイダンは多くの健康作用を持つことが明らかとなりました。そして、日本癌学会での発表がきっかけとなり、フコイダンという名前が世に大きく出回るようになったのです。

 

期待が寄せられるフコイダン研究


 

九州大学での基礎研究から、低分子化フコイダンについての様々な効果が明らかとなり、その研究成果には第一線で治療に取り組んでいる医師からも期待の声が多く寄せられています。

低分子化フコイダン研究の中心となっている白畑名誉教授・照屋助教は、「低分子化フコイダンの科学的実証」を目指し、フコイダンの全作用機序解明のために勤しんでおられます。

これまで、低分子化フコイダンの基礎研究成果については、日本だけでなく世界中の著名な学会での発表が繰り返し行われてきました。そして、2011年11月には論文誌PLoS Oneに論文を掲載、さらに2017年2月には低分子化フコイダン史上初となる臨床研究論文がJounal of Cranio-Maxillary Diseasesに掲載されました。

 

 

パワーフコイダンは、九州大学での基礎研究だけでなく、臨床の必要性を感じた医師たちにより、臨床研究も行われている唯一のフコイダン製品です。臨床研究が行われている製品だからこそ、状況に合わせた飲用量・飲用方法を知ることができるのです。

低分子化フコイダンは、飲用による症例収集を目的としたNPO法人も発足され、全国で活動が行われております。その症例が、基礎研究に反映され、活かされています。

九州大学による高い研究技術と、治療経験豊富な医師が協力し、つくられているパワーフコイダンにしかできない働きがあります。多くの期待が寄せられているパワーフコイダンの基礎研究は、今後も続いていきます。

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