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掲載日:2017年7月4日
療養生活を送る中で“体調を整える”というのは、簡単なことではありません。
治療中は薬の副作用などにより体調を崩しやすくなってしまいます。それ以外にも、「痛みによって寝付けない」、「悩みが頭から離れない」など、体調を崩す原因となる要素は多くあります。
体調を整えるためには、まずは規則正しい生活とバランスの取れた食事、適度な運動といった基本的な事から始めましょう。そうする事で、体調維持や回復に大きな効果を及ぼしてくれます。
人間の体は、約24時間を周期として、規則的な働きを繰り返しています。その規則的な働きを自然に行うために、体温や血圧、ホルモン分泌なども規則性をもって変動します。
規則正しい生活が私たちの体にとっては自然であり、その規則性を守ることで体調も整えやすくなります。
日が昇る朝に起床し、日中は活動、日が暮れるにつれて活動量を徐々に減らし、夜は十分な睡眠をとる。そして、出来るだけ決まった時間にバランスの取れた食事をとることで、疲労回復が早まったり、胃腸を整え排泄能力が高まるなど、体内機能の向上にも繋がります。
適度な運動は、体力の維持・回復に大きく役立ってくれます。手術後や治療を受けている場合は、まずは主治医に運動を行ってよいかを確認するようにしましょう。
治療の影響により、体力が大幅に低下している場合は、自分で着替える、トイレに行く、食事をとる、入浴をするといった日常的な動きもリハビリの一つです。少しずつで良いので、出来ることから継続して行いましょう。
その時の状況によっても異なりますが、家の中での生活も不便なく行える位まで体力が回復してきたら、外出を試してみましょう。
短時間の散歩を行うことで、気分転換にもなります。体の抵抗が弱まっていることもあるので、感染予防のために人混みは避け、マスクは必ず着用するようにしましょう。体力が回復するまでの間は、一人ではなく、誰かと一緒に外出する方が安心です。
治療中や治療後は、体力低下や気分的な落ち込みなど、心身ともに疲れが溜まりやすい時期です。そんな時は、無理をしないというのも体調管理の一つです。
「早く体力を回復させたい!」、「体重を戻したい!」と思い頑張りすぎると、反対に疲れてしまいます。その結果、吐き気やめまいといった症状が起きてしまい、さらに体力が低下してしまう・・・という悪循環に陥らないとも限りません。
大きな疲れが残っている時や、痛みなどの症状がある時は、思い切ってゆっくり休んでみてください。そうする事で、不思議と症状が和らぐという事もあります。
体の不調となる症状が出ている場合、多くの人が我慢したり、自己判断で対処しようとしてしまいます。しかし、自分自身の力では改善が難しい場合もあるので、以下のような時は迷わず主治医に相談しましょう。
少しの痛みや不安でも、それが解消されると一気に負担が軽くなります。
心身ともにストレスを溜め込まず、その時のご自身のベストな状態を目指しましょう!
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