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掲載日:2017年4月25日
前回、ウォーキングと運動器疾患と題して、歩くことによる主な疾患について見ました。
その対策としては、セーフティーウォーキングと名付けた正しい歩き方をご自身のものにしていただきたいのですが、それに加えて、ウォーキング用具、すなわちインソールやシューズを見直していただくのも良いかと思います。
今回は、運動器疾患対策の一つ“シューズ選び”に重点を置いてお話します。
選ぶポイント
シューズを選ぶ代表的なポイントをご紹介します。
1、 適合性
何よりも重要となるものが、ご自身の足に合っているかということなのですが、自分の足に合ったシューズを見つけることは、簡単なようで案外難しいものです。
既成のシューズでは、足長と言われる前後の寸法と足囲と言われる足まわりの大きさがJIS規格に基づいて作られています。
そのため、足囲に合わせてシューズを選び、あとは靴ひもで調整するのが一般的です。
2、 かかとの安定性
これは前述した適合性とも関連しているのですが、シューズを履くときに最初に行って欲しい事は、足のかかとをしっかりと密着させることです。これには、シューズとして機能するため、ヒール・カウンターと呼ばれる補強部分でしっかりと保持する事が大切だからです。
3、 屈曲性
人が歩く際には、親指から小指をつないだ線(トー・ブレーク)で足指が曲がる事が必要です。
通常では、どなたにでも合うようにアウトソール部分に切り込みが入っているのですが、あまりにも固いソールで曲げにくい場合は足を痛める原因ともなるので、要注意です。
4、 軽量性
ウォーキングを行う際には、軽いシューズが適していることは、想像がつくかと思います。
しかし、軽ければ軽いほど良いわけではありません。
片足350g程度のものだと、軽い上に安全性や機能性もきちんとしているものが多いです。
5、 耐久性
シューズは消耗品です。以下に良い物であっても、経済的負担も考えなければなりません。
理想を言えば、シューズは2足以上用意し交代で使うことが、それぞれの耐久性を長く維持できます。
近年では、趣味でウォーキングやランニングをする人もふえ、一昔前に比べると専門的なシューズも増えてきました。おしゃれな物も多いですよね。
上記のポイントを参考にしながら、デザインや色など、ご自身の好みに合わせて選んでください。
試し履きと合わせ方
シューズを購入する際には、可能な限り試し履きをすることをおすすめします。
~試し履きで確認すること~
① 足のかかとをヒール・カウンター部分にしっかり合わせます。
※足の両側に隙間ができていたら、幅の狭いシューズを探すか厚手の靴下で調整をします。
② 足のつま先部分が、1cmほどの空間があることを確認します。
※足のつま先をシューズと密着させたときに、かかとには指1本分の空間ができるのが理想です。
③ 最後に、かかとを合わせた状態で、靴ひもを結びます。
今回は、ウォーキングに欠かせないシューズについてご紹介しました。
もし今、歩きにくさを感じている方がいらっしゃいましたら、是非この機会にシューズも見直してみてください!
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