甘い・酸っぱい・辛い・苦い・塩辛いといった5種類の味は、食事を楽しむ上でとても大切ですよね。その中でも、人間は『甘さ』を制限されると大きなストレスを抱えてしまいます。

しかし、糖分の摂取制限などの理由から控えなければならないという方も多くいらっしゃいます。そこで、役立つのが、カロリー0の甘味料です！血糖のコントロールには、エネルギーをとり過ぎないことが基本となります。しかし、適度な甘味は食事を楽しむ上で大切です。今回は、カラダに優しい天然素材の甘味料についてご紹介したいと思います♪

甘味料って何？

甘味料とは、食品に甘みをつけるために使われる調味料です。砂糖に比べ低カロリーである甘味料は、食事療法でも広く活用されています。甘味料の種類によってカロリーや甘味度、特性はさまざまですが、甘味料どうしを組み合わせて使いやすいように配慮されたカロリーゼロの甘味料も多く出ています。

◇◆　カロリー0の甘味料　◆◇

①エリスリトール

エリスリトールとは、キノコやワインなど自然界のものに広く含まれている甘味成分です。甘味度は砂糖の70～80％程度しかありませんが、あっさりとした甘さで後に残らないスッキリとした味を楽しめます。また、摂取量の90％以上が吸収されずに尿中に排出されるため、エネルギーとなりません。そのため、エリスリトールはカロリー0で低糖質甘味料に分類されます。

パワーフコイダンCGに使われている甘味料もエリスリトールです。

②羅漢果エキス

羅漢果エキスは中国桂林の限られた地域でしか栽培されていない果実『羅漢果』から抽出される甘味成分です。砂糖の約300倍と非常に高い甘味度を持っています。そのため、エネルギーにならないほどの微量で十分な甘さを感じることができるため、カロリーはゼロとなっています。

エリスリトールやステビアは、どちらも古くから親しまれてきた食品に含まれる天然素材から作られるため、安心して活用することができます。また、熱に強いという特徴を持っており、加熱調理や温かい飲み物、お菓子作りに使用しても甘みが損なわれることはありません。

エリスリトールや羅漢果エキスの他にも、低カロリー甘味料には、ステビア・キシリトール・マルチトールなど様々な種類があります。甘さの好みや用途に合わせて選ぶと良いかもしれませんね♪

血糖値・インスリン分泌への影響について

吸収・代謝試験の結果、エリスリトールと羅漢果エキスはどちらも砂糖の代わりに摂取しても血糖値やインスリン濃度が上昇しないという報告が日本体質医学雑誌で報告されています。（試験方法；健常者5名が、ショ糖で9％（18g）濃度の甘さに揃えた各甘味料（200ml）を早朝空腹時に摂取）

※甘味飲料のみ摂取した時の血糖値及びインスリンの分泌量を比較した結果です。

血糖値を上昇させないエリスリトールなどの甘味料を活用することで、我慢することなく美味しい食事を行うことができます。また、家族全員で同じ料理を食べられるというのも大きな利点ですよね。バランス良く五味を取り入れ、毎日食事を楽しみましょう！