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掲載日:2016年10月6日
ピンクリボンとは?
ピンクリボン(pink ribbon)とは、乳がんの知識を広める、検診の受診を勧める事などを目的として行われる啓発活動です。
乳がんの研究や知識がまだ浅かった時代のアメリカで、乳がんで亡くなった方の家族が、同じ悲しみを繰り返さないように…と願いを込めて作ったリボンが始まりと言われています。
今では、ピンクリボンは世界共通のシンボルマークとなり、ピンクリボン月間である10月には、様々な啓発キャンペーンが行われています。
乳がんってどんな病気?
今や女性の11人に1人は乳がんにかかると言われています。
女性ホルモンであるエストロゲンが大きく影響している乳がんですが、ここ数年での急激な増加は、食生活の欧米化やライフスタイルの変化などがエストロゲンの分泌に影響を与えているのではないかとも言われています。
乳がんは、一般的に以下のような人が罹りやすいといわれています。
□母や姉妹(血縁者)に乳がんになった人がいる
□出産経験がない、または初産の年齢が30歳以上
□初潮の年齢が11歳以下
□閉経の年齢が55歳以上
もちろん、全ての方がこれに当てはまるわけではありません。
特に気になる症状があった場合は、早めに医療機関を受診してください。
検診ってどんなことをするの?
乳がんの検診で行うものは、問診や触診に加えて、マンモグラフィーや超音波検査があります。
・マンモグラフィー
マンモグラフィーは、左右の乳房を片方ずつ機械にはさみ圧迫して厚みを4~5cm程度まで薄くした状態で撮影する方法です。
現在では、厚生労働省の指導によりマンモグラフィーと触診などを組み合わせた検診が「40歳以上を対象に2年に1回」実施されています。
【メリット】
がんの有無や大きさ、石灰化の有無などがわかります。
特に乳がんの初期症状の1つである石灰化は、小さいものになると触診では発見する事が難しいのですが、マンモグラフィーでは5mm程度大きさでも発見する事ができるのが最大のメリットです。
【デメリット】
人によっては多少の痛みを感じる場合があります。
また、X線を使用するので、妊婦の方や妊娠の可能性がある方は行えません。
・超音波検査
ベッドの上で仰向けに寝た状態で、胸にゼリーを塗り超音波をあててモニターに映し出された映像を見て、がんの有無等を調べます。
【メリット】
マンモグラフィーではっきりとわからなかった場合でも、超音波検査では大きさや位置をとらえる事ができます。
特に乳腺の多い20代~30代の方に有効といわれています。
痛みや体への負担はほとんどなく、X線を使用しないので妊婦の方や妊娠の可能性がある方でも受診が可能です。
【デメリット】
小さな石灰化や乳腺内にそってできているがんなどは、見つける事ができません。
定期的に検診を受ける事に加え、月1回のセルフチェックも大切です。
日本では「毎日が忙しくて時間が取れない」「恥ずかしい」などという思いがあり、多くの方が乳がんの不安を感じていても、検診を後回しにしてしまう事があるようです。
自分自身、そしてあなたの周りの人たちを悲しませないためにも、定期的な検診を受けましょう!
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