フコイダン

掲載日:2016年8月26日

フコイダンを含む褐藻類とは?

硫酸化多糖類の一種であるフコイダンは、海藻のヌメり部分に含まれる健康成分です。海藻は、モズクやコンブなどの褐藻類(カッソウルイ)、アオノリ類などの緑藻類(リョクソウルイ)、アマノリ類などの紅藻類(コウソウルイ)に分類されます。

褐藻類や緑藻類、紅藻類の名前は、海藻の色の違いによって分けられます。水中植物である海藻は、浅瀬の地上に近い場所で育つものほど、緑色になります。そこから、深くなるにつれて、褐色→紅色へと変化をしていきます。

海藻類の中でも、フコイダンを含むのは褐藻類です。

 

フコイダンを含む褐藻類とは?


 

モズクやコンブなど、褐色をしている海藻を褐藻といいます。単細胞のものはなく、糸状や葉状などの構造をし、海藻の中では最も発達した藻体を形成します。

褐藻類は、多くの目に分類されます。フコイダン製品の原材料に多く使われている代表的な褐藻類には、モズク・コンブ・アカモク・ワカメなどが挙げられます。

パワーフコイダンの原材料であるモズクは「ナガマツモ目」、コンブはコンブ目、アカモクはヒバマタ目、ワカメはコンブ同様コンブ目ですが、その中でもチガイソ科となります。

 

褐藻多糖研究の歴史


 

褐藻類については古くから世界中で研究が続けられておりますが、褐藻多糖を専門の研究者も少なく、褐藻類についての研究の課題は山積みとなっております。褐藻多糖研究のこれまでの歴史を簡単にご紹介いたします。

 

 

1883年 スコットランドのE.C.C.Stanford氏が褐藻からアルギン酸を発見

1885年 ドイツのJ.E.O.Schmiedeberg氏が褐藻からラミナランを発見

1913年 スウェーデンのH.Kylin氏がフコイダンを発見

 

その後は、白畑教授を含める研究者たちが、褐藻類に含まれるラミナランやフコイダンに関する研究を始めました。

 

九州大学でのフコイダン研究について


 

褐藻類に含まれるフコイダンの作用に着目し、14年に亘り研究を続けている白畑實隆教授のフコイダン研究については、2004年より研究発表が続けられております。その一部をご紹介いたします。

 

2004年10月 第7回日本補完代替医療学会学術集会

2006年7月 第42回日本肝癌研究会

2007年3月 第5回日本臨床腫瘍学会学術集会

2008年10月 第67回日本癌学会学術総会

2010年9月 第69回日本癌学会学術総会

2011年5月 2011第四届世界癌症大会

2012年9月 第71回日本癌学会学術総会

2015年10月 第74回日本癌学会学術総会

 

白畑教授の研究については、研究14年目の集大成として白なた豆エキス配合フコイダンが発表されました。褐藻類からフコイダン成分が発見されて103年が経ち、フコイダン研究もようやく5合目に達したと白畑教授は言われています。フコイダン研究の頂上を目指している研究者がいる限り、これからも大きな可能性が発見されるのではないでしょうか。

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