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掲載日:2016年2月10日
チョコレートといえば、ダイエットの大敵で控えている方も多いかと思いますが、美味しいので我慢することはストレスになりますよね。
チョコレートの原料となるカカオ豆ですが、その成分の約半分は脂肪で出来ています。しかし、カカオ豆の脂肪は他の食品に含まれている脂肪と違い良質で、体内に吸収されにくく、体脂肪として蓄えられにくい性質があります。アメリカにあるウィスター研究所の研究によっても「直接太ることにはつながらない」ということが明らかにされています。
さらに、カカオに含まれているカカオポリフェノールという成分は、多くの健康効果をもたらしてくれます。
◎カカオポリフェノールの健康効果◎
動脈硬化の予防…カカオポリフェノールにはLDLコレステロールの酸化を防ぐ働きがあり、さらに加齢とともに失われる血管のしなやかさも保つことができます。
ストレス改善…血液中のストレスホルモンの分泌を抑える作用があります。
血圧低下…栄養分は小腸で吸収され、血管の内部に入りますが、血管の内部に炎症がある場合は血管が狭くなり、赤血球の流れが悪くなってしまいます。カカオポリフェノールはその血管内の炎症を軽減する作用があり、その結果、血管が広がり赤血球が流れやすくなります。
脳の活性化…脳の活動を支えている血清中のBDNFという栄養分を増やす可能性があるといわれています。高濃度のカカオポリフェノールを摂ることで脳の血流量を増やし、BDNFを含む血流が増加することにより認知機能が高まる可能性があるといわれています。
アンチエイジング…他の植物成分と比べてもカカオポリフェノールには強い抗酸化力があるといわれており、活性酸素が体内で引き起こす肌荒れなどの様々なトラブルを防いでくれます。
抗アレルギー効果…アレルゲンに対して抗体ができるのを防いだり、アレルギーに関するリンパ球の増殖・作用を防ぐ働きがあります。
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上記のような効果を実感するには、カカオが70%以上含有されていることが条件となります。スーパーなどでよく見かけるチョコレートはカカオ30%ほどの甘いチョコレートです。甘いチョコレートも悪くはありませんが、カカオポリフェノールの苦み成分をミルクや砂糖で包んでいるので、これを毎日食べると肥満や生活習慣病の原因となります。
苦いチョコレートが苦手な人は、カカオ高含有のココアに黒砂糖やザラメ糖などを少し入れて飲むのも健康に良く、効果を得ることができます。
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