健康・美容

掲載日:2016年6月1日

正しい食事療法について(糖尿病治療編)

人が生きるために欠かさず行うこと・・・それは食事(栄養補給)です。栄養を補給しなければ生きていくことはできません。糖尿病治療では、病院から食事についての指導があります。それだけでなく、癌治療中の方やさまざまな合併症予防にも食事療法は効果的だといわれています。

食事療法というと、「節食」「我慢」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、極端な食事制限をしてしまうとストレスがかかってしまうので長続きしないだけでなく、体力低下の原因にもなりかねません。

 

食事療法は、無理をせず、自分らしく始めることが大切です。今回は、糖尿病治療中の食事療法を取り入れ方をご紹介いたします!

 

食事療法のメリット


 

食事療法を正しく行えば、2型糖尿病の大部分の患者さんの病状改善が得られる場合があります。また、しっかりと食事療法を取り入れることにより、薬物療法や運動療法の効果の向上にもつながります。

正しい食事療法を行い、QOL(生活の質)の改善を目指しましょう。

 

 

なぜ、糖尿病治療に食事療法が必要なのか?


 

食事をすると血液中の血糖が増えます。通常ならばインスリンの働きで糖が細胞に取り込まれ、エネルギーの源となります。ところが、食べ過ぎたりインスリンの働きが悪いと血液中の血糖値が高くなってしまいます。このような高血糖の状態が続くのが糖尿病です。

高血糖を防ぐには「食べ過ぎないこと」です。食事の量や内容により、血液中の糖の増え方は異なります。また、インスリンの働きも人により様々です。日々の食事を意識するだけで、糖尿病改善だけでなく糖尿病予防にも繋がります。

 

食事療法を行うためのポイント


 

ポイント1 食事のタイミング

 

食事糖尿病治療の場合は、1日3食規則正しく食べることが大切です。食事と食事の間隔を十分に取り、メリハリを付けていきましょう。

食事療法で始めやすいのが食事のタイミングを整えることです。長時間空腹状態が続いたり、食事を摂る時間がバラバラというのは過食の原因になります。朝昼夜、決まった時間にバランスよく食事をとり、体内時計を正常な状態に戻しましょう。

 

《こんな食べ方の人は要注意!》

●早食い・・・満腹感を感じにくいので、食べ過ぎの原因になります。

●糖質の重ね食い・・・麺類+ご飯などの炭水化物の組み合わせは、高血糖に繋がります。

●食事回数が少なく大食い・・・膵臓への負担が増え、糖尿病悪化に繋がります。

●寝る直前に食べる・・・睡眠の2時間前までには食事は済ませましょう。

 

ポイント2 バランス良く

一定のエネルギー量で必要な栄養素を満たさなくてはなりません。そのためには、栄養配分を考えた食事を摂るようにしましょう。食事療法を始める前に食品の分類について理解しておくととても便利です。
また、三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)をバランスよく摂り、適量のビタミン、ミネラルも摂取するようにしましょう。

バランスの良い食事を簡単に献立できるように、食品交換表というものが一般の書店で購入できます。食品交換表は、食の物差しと言われており、食品に含まれる塩分や脂肪の含有量も記載されているので、こういうものも活用するのも良いかもしれません。

 

ポイント3 エネルギー量を守る

 

病院より指示されているカロリー(エネルギー量)を守り、必要以上に食べないように気を付けましょう。

1日に必要なエネルギーは、男性で1400~2000kcal、女性で1200~1800kcalです。必要エネルギー量を知るには、まずは標準体重を調べ、標準体重と1日に活動量から必要エネルギーを算出します。

《標準体重の調べ方》

身長(〇.〇m)×身長(〇.〇m)×22=標準体重(〇.〇kg)

(例)身長が155cm(1.55m)の人は、1.55×1.55×22=約53kgです。

 

《1日に必要なエネルギー量の調べ方》

標準体重(〇.〇kg)×身体活動量(〇.〇kcal)=1日に必要なエネルギー量(〇.〇kcal)

(例)標準体重が約53kgで、身体活動量が30kcalの人は、53×30=1,590kcalです。

 

※身体活動量(体重1kgに必要なエネルギー量)

●デスクワーク中心 → 20~30kcal

●立ち仕事が多い → 30~35kcal

●力仕事が多い  → 35~kcal

 

ポイント4 炭水化物(糖質)の量には注意

 

糖質は血糖値に影響を及ぼすので、摂取量には常に注意が必要です。

炭水化物は、三大栄養素の中で血糖上昇率が極めて高い栄養素です。一度に多くの炭水化物を摂取してしまうと、たちまち高血糖になってしまうので、摂取量は調整しましょう。

 

糖尿病でない人も注意!


 

肥満は万病の元と言われますが、肥満の人は正常体重者に比べて糖尿病のリスクが数倍に高まります。自身の肥満度は国際的な体格指数BMIで判定することができます。

《BMIを確認!》

体重(〇.〇kg)÷身長(〇.〇m)÷身長(〇.〇m)=BMI

(例)体重60kg、慎重170cm(1.70m)の人は、60.0÷1.70÷1.70=約21 ☆標準体型☆となります。

 

***BMI基準値***

18.5未満→痩せ(低体重)

18.5~25.0未満→標準

25.0~30.0未満→過体重

30.0以上→肥満

*****************

BMIが標準の範囲内だと、病気になりにくいと言われています。また、BMIが下げることはインスリンの効果を高め、血糖値を下げる上でも重要となります。肥満は糖尿病の発症の原因の1つです。内臓脂肪が増えるとインスリンの分泌量が減少し、働きも悪くなってしまいます。食事療法を取り入れ、健康的な体型を常に意識していきましょう!

 

食事療法は楽しく行うことが大切!


 

無理なく食事療法を続けるためにも、楽しんで行うことが大切です。糖尿病の人が行う食事療法は、生活習慣病を予防するための健康食でもあります。1人だけのメニューを改善するのではなく、家族で同じ食事をすることで全員が楽しむことができ、無理なく続けていけるのではないでしょうか。

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