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掲載日:2016年4月13日
スタッフ前川です♪
今日、ニュースを見ていると「厚生労働省が、がんに伴う症状・抗がん剤等の治療による副作用や後遺症について、症状の軽減や予防を目指す支持療法の診療ガイドラインの作成を決定」という記事を目にしました。
日本のがん治療は西洋医学を中心に考えられており、基本的には手術療法・放射線療法・薬物療法(抗がん剤など)を組み合わせて治療を行います。これらの治療には、副作用や後遺症を伴うことが多く、重篤な副作用によって治療を中断することも少なくありません。特に抗がん剤治療では、脱毛や神経障害、吐き気などが出てきてしまい、患者さん自身の大きな負担となってしまっています。これらを軽減するケアのことを「支持療法」と呼びます。
日本国内では、支持療法に関する研究例も少なく、欧米に比べてガイドラインの整備も遅れてしまっているそうです。そのため、緩和ケアとの関係も明確ではないのが現状だそうです。今春から、必要な調査や研究を開始し、臨床試験を行い具体的な治療法を開発するとのことです。さらに、副作用が起きる仕組みの解明も同時に進めるとのことでした!
患者さんの負担や不安が軽減され、治療が最後まで受けられる・・・とても素晴らしいことですよね。1日でも早く癌治療をサポートする支持療法が確立されることを心から願います。
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